キリスト教は、大きくカトリック系とプロテスタント系に分類できます。プロテスタント系は比較的自由ですが、カトリック系は厳しくルールが定められています。バチカン法王を頂点とし、教会での儀式を行うことが大切だと言われており、厳しくルールが定められいるので気をつけましょう。カトリックの通夜の集いに参加する場合は、正しい手順やマナーを覚えておけば安心です。この記事では、通夜の集いの流れについて分かりやすく解説します。
聖歌合唱や聖歌朗読を参加者全員で行い、神父による説教の後に全員で祈りを捧げて、献花を捧げます。仏式の通夜のように通夜振る舞いはなく、神父と身内だけの茶話会が開かれるため、参加者は喪主挨拶の後に帰宅します。聖歌合唱や聖書朗読は、キリスト教徒者ではないと分からないかもしれませんが、印刷された紙を渡してもらえることが多いです。聖歌・聖書が分からない場合は、無理して歌ったり、読み上げたりする必要はありません。
【カトリックの通夜の集い】
1. 聖歌合唱
2. 聖書朗読
3. 神父の説教
4. 通夜の祈り
5. 献花
6. 喪主挨拶
7. 茶話会
8. 葬儀の打ち合わせ
キリスト教徒者ではない場合は、通夜の集いで何が行われるか不安になるものです。故人やご遺族のためにも、失礼がないようにしましょう。ここでは、カトリックの通夜の集いでよくある質問をご紹介します。
基本的には、仏式の葬儀の服装と変わりはありません。黒の礼服や喪服を着用して参加をしましょう。ハンカチなどの小物も黒色を選び、結婚指輪以外のアクセサリーは極力避けましょう。
通夜の集いでは、聖歌合唱があります。聖歌合唱への参加は強制ではないため、無理をして歌う必要はありません。しかし、聖歌の歌詞が記載された紙が配布されたら、可能な限り聖歌合唱に参加をするようにしましょう。
カトリックの通夜の集いでも、ご香典を用意する必要があります。仏式の通夜式とは異なり、カトリックの場合は「御花料」です。故人との立場で、御花料の金額は変動します。下記の平均相場を参考にしてみてください。
故人との関係性 | 平均相場 |
両親 | 5万円~10万円 |
兄弟姉妹 | 3万円~5万円 |
祖父母 | 1万円~3万円 |
ご近所の方 | 0.3万円~1万円 |
会社関係者 | 0.3万円~1万円 |
友人 | 0.3万円~1万円 |
キリスト教徒者ではなければ、通夜の集いのマナーが分からないかもしれません。キリスト教の中でも、カトリック系は厳しくルールが定められているため、通夜の集いに参加する前に儀式の流れやマナーを理解しておきましょう。この記事では、通夜の集いに関してよくある質問をご紹介しているので、ぜひ、参考にしてみてください。
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