葬儀のマナー

葬儀に子供を参列すべき?参列の判断基準について詳しく解説!

葬儀に子供を参列すべき?参列の判断基準について詳しく解説!

大切な人との別れは突然訪れるものです。ご家庭にお子様がいる世帯は「子供を葬儀に参列させるべきなのか?」と悩むこともあるでしょう。葬儀に子供を参列させた方がよいのでしょうか?この記事では、これらの疑問に回答していきます。

葬儀に子供を参列させるべき?

結論から説明すると、故人様と子供の関係により参列すべきかを決めます。

直系血族の葬儀の場合

直系血族の祖父母や曾祖父母の葬儀に参列する場合は、ご遺族の立場のため参列をさせてください。

孫のことを可愛がっていた祖父母は、最後のお別れの日に会いたがっていることでしょう。そのため、葬儀に子供を参列させてあげてください。

親族の葬儀の場合

親族の葬儀の場合は、故人との関係性や子供の性格で判断をしましょう。生前に子供を可愛がってくれていた故人は、最後の日にお別れをしたいものです。その一方で、生前に顔を合わす機会が少なかった場合は、葬儀に参列させなくても構いません。

また、子供が長時間ジッとしていられない性格の場合は、葬儀の参列辞退をした方がよいでしょう。葬儀は厳粛な雰囲気に包まれて行われるものです。そのため、子供が騒ぐ恐れがある場合は連れて行くのは控えましょう。

補足:夫婦のどちらかが参列する

葬儀に子供を参列すべきかは、故人との関係性に応じて変わると説明しました。子供が騒ぐため、葬儀の参列辞退することに委縮してしまう方もいるかもしれません。

このような場合は、子供を誰かに預けて葬儀に参列をしましょう。もしくは、夫婦のどちらかが葬儀に参列するという選択肢もあります。どうしても参列が難しそうな場合は、弔電を打って哀悼の意を伝えましょう。

葬儀に子供を参列させる場合の服装

葬儀に子供を参列させる場合は服装に気を配りましょう。ここでは、葬儀に着る子供の服装について解説します。

赤ちゃん

赤ちゃんの場合は、大して服装に気にする必要はありません。しかし、派手な色やキャラクターがプリントされているベビー服の着用は控えましょう。シンプルな色のベビー服を選んでください。

幼児・小学生

幼稚園生や私立の小学生の場合は、葬儀に制服を着て出席します。派手なネクタイやリボンが付いている場合は外しましょう。

制服がない場合は、きちんとした印象を与える服装をさせましょう。黒色や灰色、紺色のズボンやスカートにブラウスを合わせてください。季節によって、ベストやブレザーを着用するとフォーマルな印象になります。革靴であれば良いですが、運動靴でもマナー違反となりません。

中学生・高校生

中学校や高校には制服が用意されています。学校指定の制服が正式な服装となるため、着用してください。学校では白色の靴下を履いているかもしれませんが、葬儀の場では黒色の靴下を履くようにしましょう。革靴が理想ですが、運動靴でもマナー違反となりません。

葬儀に子供を参列させる場合によくある質問

次に、葬儀に子供を参列させる場合によくある質問をご紹介します。

Q.葬儀参列前に準備すべきことはありますか?

まずは、喪主やご遺族に子供を参列させてよいかを確認しておきましょう。また、葬儀会社に式場にキッズスペースや授乳室があるかを確認しておきましょう。

小学生以上の子供を連れていく場合は、葬儀の意味が分かるはずです。そのため、葬儀に参列する理由や流れを教えてあげましょう。

Q.子供の名前を芳名帳に書きますか?

葬儀会場では受付をします。芳名帳には、参列者の名前を書くため親の名前の横に子供の名前を記載しましょう。子供が自分で名前を書く必要はありません。親が代理で書きましょう。

Q.子供を参列する場合は香典を用意しますか?

子供自身が香典を渡す必要はありませんが、お子様用の通夜振る舞いなど会食を用意してくれているため、その分の料金を香典に包みましょう。香典袋は親の氏名だけを記載します。

参列基準を参考に子供を葬儀に連れていくか考えよう

葬儀に子供を連れていくか悩んだら、故人様との関係性に応じて判断をしてみましょう。葬儀は厳粛な雰囲気の中で行われるものです。そのため、子供が騒ぐと迷惑になりかねません。

しかし、生前に故人が子供を可愛がってくれていた場合は、葬儀に参列させてあげると横論でくれるでしょう。そのため、故人との関係性で判断をしてみてください。

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最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。

葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。

私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
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