近頃はファッションの一環として、華やかなネイルを楽しむ女性が増えてきました。ネイルはカラーを変えるだけのシンプルなものから、立体的な装飾がついたものまでジャンルは多岐にわたります。ファッションアイテムとしてだけでなく、仕事柄ネイルをしている人も多いでしょう。
しかしそんなとき、葬儀の知らせが入り参列しなければいけなくなった場合はどうしたら良いのでしょうか? 突然の連絡で焦ってしまって、ネイルのことを忘れてしまうかもしれませんが、葬儀に参列する際はその場にふさわしいいようネイルの基本的なマナーを守る必要があります。
ファッションと同様にネイルを楽しむ女性が増えました。突然、葬儀の知らせが入り参列しなければいけないという状況も考えられます。突然の連絡で焦ってしまって、ネイルのことを忘れてしまうかもしれませんが、葬儀に参列する際はネイルの基本マナーを守るように心掛けて下さい。
葬儀に参列する場合は、親族がお亡くなりになられて参列する場合と、会社付き合いやご近所付き合いで参列しなければいけない場合があるでしょう。
近親者の方がお亡くなりになられた場合は、ネイルはオフするようにしましょう。近親者のご葬儀は、ご両親やご親族が集まる場です。さまざまな価値観を持った人が増えましたが、それでも、葬儀の場でネイルをすることに対して良い印象を抱かない世代の方は多くいます。
近親者の葬儀に参列する場合にネイルをオフすることは暗黙のルールのようになっています。また、葬儀は故人との最期の別れを偲ぶ場なので、近親者がお亡くなりになられたときは、ネイルはオフするように心掛けましょう。
会社付き合いや、ご近所付き合いで葬儀に参列しなければいけない場合はネイルのオフに悩んでしまうこともあるでしょう。葬儀の案内状は突然届き、時間に追われてしまうため、ネイルをオフする時間が取れないという方もいます。実際に、葬儀に参列している際にネイルのことに気づいたという方も多くいるのです。
お付き合いで参加する場合は、目立たないネイルならそのままで良いですが、華やかなネイルは失礼になります。そのため、ジェルネイルなど華やかなネイルをしている場合は、レースの黒い手袋を着用して隠すか、葬儀前にネイルをオフするようにしましょう。
近親者の葬儀に参列するときはネイルをオフすることは暗黙のルール。
付き合いでの参加の場合はベージュなど目立たない色のネイルであればそのままで良いが、華やかなものはオフするようにする。
ネイルは、メイクやアクセサリーと同じで女性のオシャレの1つとして扱われます。そのため、葬儀の場で、華やかなネイルは不釣り合いです。
訃報は突然入るため驚き、葬儀の下準備や喪服の準備などに追われて、ネイルのことは忘れがち。葬儀の場として認められるネイルの装飾や色の基準はありません。そのため、ネイルをしている場合は、できる限りオフするようにしましょう。
葬儀は故人との最期のお別れを偲ぶ場です。故人の親族の方は深い悲しみに暮れています。そのような場に参列するにも関わらず、華やかなネイルをしていると、祝賀の印象を与えてしまいかねません。故人や親族の心情を害してしまいかねません。そのため、葬儀に参列する場合は慎ましい恰好で参列します。華やかなネイルは、失礼にあたるためオフしましょう。
華やかなネイルは祝賀のような雰囲気を出してしまうため、遺族の心情を害しかねない。なのでネイルをしている場合は、できる限りオフするように。
葬儀の場では、ネイルはオフする方がいいと説明しました。しかし、訃報は突然入るため驚き、ネイルのことを忘れてしまう方もいるでしょう。急な訃報でネイルサロンに行けないときは、次のような対処法を選択してみて下さい。
コンビニやドラッグストア等では、市販のネイル落としが販売されています。市販のネイル落としでオフして、葬儀に参列するのが一般的です。
必要なアイテム
ファイルで爪を削り過ぎると、自爪を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、自爪を削る場合は、やさしく削りましょう。また、ジェルネイルを完全に落とし切るまでには、1時間以上の時間がかかります。葬儀の時間に間に合わなさそうな場合は、別の対処法を選ぶようにしましょう。
葬儀用としてレースの黒い手袋は販売されています。黒い手袋の着用は、葬儀の際のマナー違反になりません。
スーツを販売している店舗で手袋は購入することができます。着用するだけで手軽にネイルを隠すことができるため便利です。女性の方は職業柄、ネイルをせざる得ない方もいるでしょう。そのような方は葬儀用手袋を購入しておくことをオススメします。
お焼香やお食事のときなど、手袋を外さなければいけない場面も考えられます。あらかじめ手袋を外さなければいけない場面を想定しておき、あまりにも派手なネイルをしている場合は、別の対処法を考えるようにしましょう。
派手なデザインのネイルをしている場合は、その上からベージュのネイルを塗ることで目立たなくなります。べージュカラーのネイルは、コンビニやドラッグストアで購入することができます。このようなネイルを上から塗るのも1つの対処法です。ネイルは、ベースの色が透けないようにするため、マットタイプのネイルを選ぶようにしましょう。
しかし、立体感のあるデコレーションをしているネイルは、カラーを上乗せしただけでは隠すことができません。立体感のあるネイルをしている場合は、別の対処法を選ぶようにしましょう。
立体的なデザインのネイルをしている場合、ベージュのネイルを上から塗っても隠すことができません。そのような場合は、絆創膏を使用して隠すという方法もあります。しかし、すべての指に絆創膏を貼ってしまうと、かえって目立つ可能性があるため、一部の爪にデザインを施している場合に採用してみましょう。
いかがでしたでしょうか。華やかなネイルをしている人は非常に多いものの、葬儀においては華やかさを出してしまうために、死者を弔う場としてはふさわしくありません。また遺族やほかの参列者の心情を害してしまう恐れもあるため、可能な限りオフするのが無難でしょう。
ネイルは非常に細かい場所ですが、服装と同様に個人のマナーを図る重要なポイントでもあります。細部にまで気を行き届かせましょう。
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