葬儀の流れ

葬儀ができない日は地域で異なる!暦で葬儀の流れを決めるには

普段の生活は七曜の暦が基準になりますが、現在でも冠婚葬祭については六曜の暦に従って流れを決めることが多いです。「友引では葬儀をやらない」「仏滅の結婚式はよくない」ということを聞いたことがあると思います。

実は、葬儀ができない比は地域によっても異なるので気をつけなければいけません。

この記事では、葬儀と暦の関係についてわかりやすく解説しています。

そもそも六曜とは?

旧暦と呼ばれる6曜が一組になっている暦です。明治時代からは太陽暦(現在の7曜)が使われるようになりましたが、現在でも慶事、弔事の吉凶を判断するときに用いられることが多いです。

①先勝 午前中が吉で午後が凶とされる。新しいことを始めるのに向いている。
②友引 結婚式のような慶事には向くが、葬儀のような弔事には向かない
③先負 先勝とは逆。急いでことを始めるのはよくないとされている。
④仏滅 最も縁起が悪い日とされている。慶事には向かない日。
⑤大安 六曜の中で最も縁起がいい日とされている慶事向き
⑥赤口 仏滅と同様に縁起が悪い日とされている。

葬儀を行わないのは友引

六曜の中で友引に当たる日には、あまり葬儀は行われません。

理由は故人が親しい人を一緒に連れていってしまうからと伝えられています。そのため、どうしても友引に葬儀を行わなければならない場合は、友引人形を身代わりとして棺に納める習慣もあります。

家族葬や一日葬などで葬儀場を利用することは可能ですが、各地の火葬場が友引を休業日と定めていることが多いです。

葬儀の予定日が友引になったときの流れ

葬儀の予定日が友引前後になる場合は、葬儀社と相談して葬儀の日取りを変更する必要があります。それは、火葬場が営業しておらず火葬ができないからです。

このような場合は、遺体を1日長く保管して、友引明けの日に火葬ができるように段取りをすることが多いです。

葬儀のホールを1日長く予約したり、夏場の場合は遺体保管用のドライアイスの追加料金が発生するなど、葬儀の費用に影響することも多いので注意しましょう。

友引明けの日は火葬場が混雑します。予約が一杯で火葬ができないケースもありますので、葬儀の日取りについては早めに担当の葬儀社に相談するのがいいでしょう。

地域によっては友引以外も葬儀をしない

地域によっては、その他にも葬儀が行われない日が存在します

例えば、山形県の鶴岡市では暦が「子・丑」に当たる日、酒田市では「寅」に当たる日は葬儀を行いません。火葬場も休業しているので、「子・丑」と友引が重なる場合は3日間葬儀を行うことができない場合があります。

このように地域によって違いがあるため注意しましょう。

葬儀と暦の関係性を知っておこう

葬儀と暦には深い関係があります。友引では、葬儀が行われることが少ないです。また、地域によって葬儀が行えない日もあるので気をつけてください。

葬儀マナーが気になる方は、葬儀社に尋ねてみましょう。葬儀に関する知識が豊富な葬儀社であれば、地域特有のマナーまで教えてくれるはずです。ぜひ、不明点は葬儀社へ尋ねてみてください。

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