新型コロナウイルス感染拡大は、前代未聞の出来事として大きな衝撃を与えています。このような時代で、注目を浴びているのが「グリーフケア」です。そもそも、グリーフケアとは何なのでしょうか?
この記事では、コロナ禍で注目を浴びるグリーフケアについて分かりやすく解説します。
大切な家族を喪失した複雑で深刻な心理状態を寄り添うことでケアすることをいいます。グリーフ(悲嘆)には、精神的症状と身体的症状が出るため、身近にいる方は寄り添ってケアをしてあげましょう。
ショック:呆然とする
・否認:事実を受け入れられない
・絶望感:生きる意味を失って意欲を失う
・不安:孤独になるのではないかとパニックに陥る
・悲しみ:元の生活に戻れないと落ち込む
・思慕:故人に会いたいと強く願う
・怒り:死に対しての怒り
・後悔:生前にできなかったことに対して後悔する
・奇跡を願う:生き返るのではないかと希望を持つ
・恥:自分は誰かを幸せにできないと思う
コロナ禍は、家族の死だけではなく、自分自身も死ぬ恐れがある前代未聞の出来事です。また、コロナ感染による死だけではなく、経済的喪失による死、孤独による死も起きています。
このような不安な社会で生きていくためには、現実を受け入れて対処することが大切になってきます。身近で、喪失感を抱いている人には、グリーフケアをしてあげましょう。
大切な人の気持ちに耳を傾けてあげましょう。相手の心の中を話してもらい、共感しながら聞いてあげてください。心の中を言葉で表現するだけで、徐々に気持ちが落ち着いてきます。
深い悲しみに増えている本人は、自分自身を責めてしまいがちです。しかし、その人が悪い場合は少なかったりします。そのため、家族を失うプロセスを多面的に考えていきましょう。客観的に捉えることで、新たな気づきが得られることも多いです。
カタルシスは、心の浄化作用のことをいいます。故人との思い出を語ることで現実を受け入れて、また、人生の新しいページを切り開くのです。喪失との折り合いを付けていくことで、前向きに生きていくことができます。
新型コロナウイルス感染拡大は、前代未聞の出来事です。多くの人が喪失感を抱き、心を崩しやすい状況にあります。そのため、身近にいる人は大切な人の心に寄り添ってあげましょう。
三密は避けなければいけませんが、オンラインなど繋がる手段はあります。コロナ禍だからこそ、お互いに思いやりを持って過ごしていきたいものですね。
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