新型コロナウイルス感染拡大は、葬儀にも影響を及ぼしています。コロナ禍で葬儀を行う場合は、どこの葬儀社に依頼すればよいのでしょうか?この記事では、コロナ禍における葬儀社の選び方について分かりやすく解説します。ぜひ、葬儀を行う予定の方は、この記事を参考にしてみてください。
まず、コロナ禍における葬儀社の選び方をご紹介します。
葬儀の式場は「公営斎場」と「民営斎場」に分類できます。それぞれの式場の特徴を理解して、目的に見合う式場を選びましょう。
1. 公営斎場
市区町村など自治体が運営している式場です。
「〇〇〇市斎場」と自治体名が付いていることが多いです。故人または喪主が住民であれば、式場を安く利用できます。式場に火葬場が併設されていることが多いため、告別式や火葬式まで移動の必要がありません。このような理由により、公営斎場を希望する方は多いです。
しかし、人気がある式場のため、予約が取りづらくなっています。また、音響や演出の制限があるため、自由度の高い葬儀は実現しにくいです。
2. 民営斎場
民間企業や宗教法人が運営している式場です。
公営斎場と比較すると、音響や設備が充実している式場が多いです。そのため、葬儀の祭壇や装飾など柔軟に対応してもらえて、希望する葬儀を形にしてもらえます。しかし、民営斎場は公営斎場より利用料金が高くなりがちです。
新型コロナウイウルスが収束するまでは、コロナ感染症対策を実施している式場を選びましょう。
【コロナ感染症対策】
・館内に消毒液を設置している
・館内の消毒を実施している
・スタッフの手洗いを実施している
・スタッフの検温を実施している
・マスクを着用している
・定期的に換気を行っている
・ソーシャルディスタンスを保てる広い式場設営ができる
・オンライン葬儀などの提案ができる
葬儀の準備に不安を感じる方もいるのではないでしょうか?葬儀の経験者でも、コロナ禍の葬儀に不安を抱く方もいるでしょう。このような不安を抱えた場合は、葬祭プランナーが在籍している葬儀社を選んでください。葬祭プランナーは、下記に該当する業務を行ってくれます。
【葬祭プランナーの業務内容】
・遺体の安置場所の選定
・葬儀プランの選定
・僧侶への供養依頼
・祭壇設置
・遺影の準備
・火葬場の手配
・料理や香典返しの準備
・市役所の手続き業務の代行
葬祭プランナーがいる葬儀社であれば、手厚いフォローが受けられます。
次に、コロナ禍で葬儀社を選ぶためにやっておきたいことをご紹介します。
葬儀に招く参列者の人数や、希望する宗教形式は、各ご家庭で異なります。これらを決めておかなければ、葬儀社側もプランを提案できません。葬儀に関する知識は必要ありませんが、葬儀に誰を呼ぶか、宗教はどうするかは決めておきましょう。
近頃は、葬儀形式を自由に選べるようになりました。アットホームでオリジナリティに溢れた葬儀が行える「家族葬」、1日で告別式から火葬式まで終わらせられる「一日葬」などが選ばれています。また、葬儀形式にこだわらない方が増えた関係で、通夜式や告別式を省く「直葬」も選ばれ始めています。
しかし、親族の中には、昔のしきたりを大切にする方がいるかもしれません。親族間のトラブルを起こさないためにも、親族間で葬儀の形式をどうするかを話し合いましょう。
葬儀社は1社だけではなく、複数社を比較してください。
見積書の書き方だけでも、葬儀社で差が出てくるものです。信頼ができる葬儀社であるか、複数社を比較することで分かることもあります。そのため、時間は限られているかもしれませんが、複数社の葬儀社を比較しましょう。
コロナ禍の葬儀社、式場の選び方で迷われる方は多いです。しかし、葬儀の経験は人生の中で何度も訪れるものではないため、迷って当然です。経験豊富な葬儀コンシェルジュに、どの程度の規模、予算、宗教形式で行いたいかを話せば、希望に沿った葬儀プランを提案してもらえます。そのため、葬儀社選びに迷ったら、専門家に相談をしましょう。
もし、葬儀社選びで悩んだ場合は「葬儀コンシェル」までご相談ください。お客様の要望に見合う葬儀社をご紹介します。
葬儀の知識やマナーなどのオリジナルコラムも配信しています。