新型コロナウイルス感染拡大の影響で、さまざまなイベントが自粛されています。葬儀は不要不急の行事ではありませんが、少なからず影響が出ています。
例えば、「緊急事態宣言が発令された場合は、外出して葬儀に参列しても良いのだろうか…」のような疑問を抱く人が増えてきました。実際に、このような場合は、どのように対処すべきなのでしょうか?欠席する場合は、どのように伝えればよいのでしょうか?
この記事では、このような疑問に関して紐解いていきます。
コロナ禍で葬儀を欠席する理由には、次のようなものがあげられます。
体調が優れずに、新型コロナウイルス感染の疑いがある方は葬儀を欠席しましょう。発熱や空咳、倦怠感が最もよくある症状です。症状が軽度の場合でも、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合は、周りの方に迷惑をかけないためにも欠席してください。
お住まいの地域や葬儀が行われる地域で、コロナ感染が爆発している場合は、葬儀を欠席してもよいでしょう。葬儀は不要不急ではなく大切な行事ですが、コロナ感染者数が多い中での移動はリスクが高いです。
高齢者や妊婦中の方、持病のある方がコロナに感染すると、重篤化する危険があります。そのため、新型コロナウイルスが収束するまで遠出を控えた方がよいでしょう。
重篤化する危険があることを理解して頂ければ、葬儀に欠席をしてもマナー違反となりません。
新型コロナウイルスに感染した方と接触する機会がある医療従事者は、葬儀を欠席した方が良いでしょう。また、新型コロナウイルス感染者ではなくても、濃厚接触者に該当する場合は葬儀を欠席してください。
コロナ禍で葬儀を欠席する場合であっても、喪主やご遺族は慌ただしくしているため、手短にお伝えしましょう。欠席することを伝える場合は、重ね言葉や忌み言葉を使用しないように気をつけてください。
「本来なら駆けつけたいところですが、昨今の事情を鑑みますと、葬儀の参列を控えたいと考えております。誠に申し訳ございません。」
「お世話になった〇〇さんをお見送りしたい気持ちはあるのですが、このような状況ですと周囲や家族にも影響があるため、葬儀の参列を辞退させていただきます。」
次に、コロナ禍で葬儀を欠席する場合のポイントについて解説します。
緊急事態宣言が発令された場合は、葬儀を欠席してよいと説明しました。しかし、独断で葬儀の欠席を選択するのは控えましょう。必ず、喪主やご遺族の方に相談をしてください。事前に相談があるかで相手への印象が大きく変わります。
喪主は葬儀の準備をしなければいけません。葬儀の参列者リストを作成して、会食の場で提供する料理や返礼品を手配しています。また、参列者の人数に応じて、葬儀会場の広さは変わります。そのため、葬儀に欠席する場合は速やかに伝えましょう。
葬儀に欠席する場合でも、以下の方法で弔意を表す方法があります。
・弔電を送る
・香典を送る
・供物を送る
・供花を送る
・後日弔問をする
生前にお世話になった方に対しては弔意を表すようにしましょう。
コロナ禍で葬儀に出席するか欠席するか悩む方は多いです。少しでも悩んだ場合は、独断ではなく、喪主やご遺族に事情を説明して相談してみましょう。コロナ禍であれば、葬儀を欠席することに理解を示してもらえるはずです。
また、コロナ禍で葬儀を欠席する場合は、失礼のないように重ね言葉や忌み言葉の使用を控えてください。例文を覚えておくと安心です。この記事では、欠席を伝える場合の例文をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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