コロナ禍で、小規模葬儀の家族葬が選ばれています。しかし、どこまでの範囲の人を呼ぶべきか悩む方も多いです。とくに、新型コロナウイルス感染拡大が叫ばれている中で、遠方の人を呼ぶべきか悩むことがあるでしょう。実際に、このような場合は、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、コロナ禍の家族葬の範囲について分かりやすく解説します。
コロナ禍の家族葬を行う場合、どこまで呼ぶべきかの範囲は決められていません。しかし、規模によって、葬儀プランの内容は異なります。
故人の両親や子ども、兄弟などの遺族のみで行う家族葬です。
遺族のみで葬儀を行うため、式場前の看板や返礼品・お料理の準備は含まれていません。また、交通手段として、シャトルバスを手配するなどの配慮も不要のため、必要最低限のプラン内容で葬儀を行えることが魅力。
約20万円~30万円程度で家族葬を行うことができます。
【家族葬の範囲】
配偶者・両親・子ども・兄弟・姉妹
遺族と親戚で行う家族葬です。遺族のみで行う家族葬と同様で、式場前の看板や返礼品、お料理の準備が含まれていません。親戚の方を家族葬に呼んでおくことで、遺族・親族間のトラブルを防止できます。
【家族葬の範囲】
配偶者・両親・子ども・兄弟・姉妹・従妹・叔父叔母・姪甥
故人が生前、所縁のあった友人を含めて行う家族葬です。30名以上の家族葬のプランになると、葬儀一式が含まれており、当日の香典返しの準備なども葬儀会社に依頼することができます。料理の準備などが含まれていることが多いです。
【家族葬の範囲】
配偶者・両親・子ども・兄弟・姉妹・従妹・叔父叔母・姪甥・友人
コロナ禍で家族葬を行う場合は、どこまで呼ぶべきか悩むことでしょう。ここでは、家族葬の範囲に関するよくある質問をご紹介します。
葬儀は「社会生活を維持するために必要な施設」として、時短要請の対象になっていません。そのため、コロナ感染症対策を実施すれば、遠方に住む親戚を呼ぶことができます。
しかし、緊急事態宣言下でコロナ感染者数が拡大する中、遠方から来てもらうことが申し訳ないと相手に配慮して家族葬に呼ばない方もいます。
家族葬を行う場合は、下記に該当するコロナ感染症対策を行いましょう。
参列者はマスクを着用する
消毒液で手指の消毒をする
検温をして微熱がある場合は葬儀に参列しない
ドアや窓を開けて換気をする
ソーシャルディスタンスを守り、適切な距離を取る
飛沫感染を防ぐために会話を控える
自宅で粛々と葬儀を行いたいという方は、家族葬を終えた後に訃報を周知させる方がいます。このような流れだと「私は葬儀に呼ばれなかった…」と反感を招いてしまうかもしれません。そのため、葬儀前に訃報をお知らせしましょう。
コロナ感染症対策で小規模の葬儀を行う旨を伝えれば、大抵の方は理解を示してくれるはずです。
葬儀は、社会生活を維持する上で必要な儀式と捉えられており、時短要請や休業要請の対象ではありません。そのため、参列者の範囲を自由に決められます。
しかし、大切な人が新型コロナウイルスに感染したら大変です。そのため、このようなご時世を考慮した、気遣いのある選択をしましょう。
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