会葬返礼品や会葬礼状は、香典の有無に関わらず、通夜式や告別式に参列してくださった方へ感謝の気持ちを伝えるものです。通夜式や告別式が終わった後に、速やかにお渡しをしましょう。しかし、どのような品物が喜ばれるのか、妥当な金額はいくらなのか迷われる方が多いです。また、礼状の書き方が分からないと悩む方もいます。この記事では、会葬返礼品の渡し方から、礼状の書き方まで分かりやすく解説します。
会葬返礼品とは、通夜式や告別式に参列した方へ感謝の気持ちを込めてお渡しするものです。ここでは、会葬返礼品でよく選ばれる品物や平均相場について分かりやすく解説します。
さまざまな物がありますが「不祝儀を後に残さない」という意味から、消耗品が選ばれることが多いです。また、参列者の荷物にならない軽量でかさばらないものを選びましょう。従来は、お菓子や洗剤などの消耗品が主流でしたが、近年では金券類を品物に選ぶ方も増えています。
会葬返礼品の平均相場は500円~1,000円程度となっています。葬儀を終えた後に、別途、香典返しを手配するため、会葬返礼品は500円~1,000円程度が妥当です。香典の有無を問わずに渡すもののため、相手が委縮しない金額の品物を用意しましょう。
会葬返礼品は、通夜式や告別式を終えた後にお渡しをしましょう。従来は、通夜振る舞いに参加できない方にお渡しするものでしたが、近年では、参列者全員にお渡しするものとなっています。手荷物になるため、式が終わった後にお渡しします。
会葬礼状には、一般用・社葬用・お世話になった方用の3種類があります。
亡き父■■■■の通夜に際しましては、ご多忙中のところ、わざわざ列席くださり、ご芳情のほどありがたく、厚く御礼申し上げます。取り込み中のことで、不行き届きの点も多々あったかと存じますが、何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。略儀ながら書中をもって、ご挨拶申し上げます。
弊社 代表取締役社長 故■■■■儀 葬儀に際しましては、ご多用中にも関わらず、会葬を賜り且つご鄭重なるご厚志を賜り有難く、厚く御礼を申し上げます。早々拝眉の上、お礼を申し上げるべきところではございますが、略儀ながら、書中を持ちましてお礼申し上げます。
夫■■■■の葬儀に際しましては、ご多用中にも関わらず、会葬を賜りまして、誠にありがとうございました。■■様が私や子供を励まして下さったお陰で、今後のことを考える心の余裕が出てきました。今後は、子供と力強く生きていくことが、家族のために必死で働いてくれた夫への恩返しだと思っております。■■様には、夫が長年にわたって、ご親交を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。■■様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。まずは、とりあえず、心からお礼申し上げます。かしこ
今回は、会葬返礼品の選び方と会葬礼状の書き方について解説しました。ご多用中にも関わらず、葬儀に参列をしてくださった方に、感謝の気持ちを伝えることで、故人様も喜んでくれるはずです。ぜひ、この記事を参考にして、準備をしてみてください。
葬儀の知識やマナーなどのオリジナルコラムも配信しています。