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手水の儀(ちょうずのぎ)とは?作法の手順も分かりやすく解説

神社の鳥居をくぐった後に、手水舎を見かけたことはあるのではないでしょうか?両手や口をすすいだ経験がある方もいると思いますが、どのような目的で手水舎は設置されているのでしょうか?また、手水の作法に自信がない方も多いです。

葬儀マナーを守るためにも、手水の作法を正しく理解しておきましょう。この記事では、手水の儀の意味や目的をはじめ、作法の手順まで分かりやすく解説します。

手水の儀とは

手水の儀とは、神式の通夜祭や納棺の儀式の前に、身を清めるために行われる儀式のことをいいます。読み方は「てみずのぎ」ではなく「ちょうずのぎ」と読みます。神式の儀式前には川で清めをおこなう「禊(※1)」という儀礼が風習化されていました。

昔の習わしを大切にするため、神社内には手水舎が建てられています。木造の切妻屋根を始め、さまざまな構造の手水舎があるのを見かけたことがある人もいるでしょう。この手水舎は、古墳時代(3世紀中頃~4世紀前半)に、初めて崇神天皇によって建てられました。

神式の通夜祭や納棺のような神事に従事する場合は、身を清めてから参列することになっています。そのため、正しい手水の作法を把握しておきましょう。

(※1)禊:神事に従事する者が、川や海でからだを洗って身を清めること

手水の作法

神式の儀式は、身を清めて参列をしてください。手水の作法は以下の通りです。

【手水の作法】
1. 手水舎で一礼をする。
2. 右手でひしゃくの柄を持ち、水をすくう。
3. 左手を洗った後に、ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗う。
4. もう1度、右手にひしゃくを持ち変えて、左手に溜めた水で口をすすぐ。
5. 左手を簡単に洗う。
6. 最後に、ひしゃくを傾けて、柄の部分に水を流す。
7. ひしゃくを元の位置に戻す。
8. ハンカチを使用して、口と手を拭く。
9. 最後に、手水舎で一礼をする。

手水の作法に関して不安がある方は、神職に尋ねると正しいマナーを教えてもらえるので、お声がけしてみてください。

手水の儀で身を清めて葬儀に参列をしましょう

神事に従事する場合は、身を清めるという習わしがあります。神式の通夜祭や納棺の儀式も神事に該当するため、手水の儀で身を清めてから参列するようにしましょう。もし、手水の作法に不安を感じる方は、神職に尋ねると正しいマナーを教えてもらえます。手水の儀の意味を把握した上で、神式に参列するといいでしょう。

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