大切な家族がクリスマスに亡くなった場合に、葬儀は行えるのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか?また、喪中期間のクリスマスの過ごし方を知りたいという方も多いです。
この記事では、クリスマスの葬儀について分かりやすく解説します。
結論から説明すると、クリスマスに葬儀は行えます。クリスマスを理由に休館にする式場は少ないです。
クリスマスはキリスト教から誕生した慣習です。キリスト教では「死=穢れ」という考えはありません。キリスト教の神様と共に生きるために旅立ったと捉えられています。従って、仏教や神道のような喪中や忌中の期間が存在しません。
家族葬は故人やご遺族の希望を反映できて、アットホームな式が行える形式の葬儀です。
大切な故人様の命日がクリスマスとなれば、永遠に忘れられない大切な日となるでしょう。そのため、葬儀会場にツリーを飾ったり、会食の場でケーキを召し上がったりする方もいます。
(※大勢の参列者を招く一般葬を行う場合は、さまざまな価値観があるため控えた方が無難です。)
大切な家族が亡くなり、喪中期間のクリスマスの過ごし方に関する疑問を抱く方も多いです。次に、喪中期間の過ごし方について解説します。
キリスト教には「死=召天」という考えがあるため、喪中期間は存在しません。従って、故人様が亡くなったばかりでも、クリスマスツリーを飾れます。子どもたちにプレゼントを送ることも問題ありません。
しかし、仏教や神道では喪中期間はお祝い事を控えて、喪に服す必要があります。従って、ツリーを飾る場合は室内に留めておきましょう。お庭にツリーを飾るなど、盛大にお祝いをするのは控えてください。
日本文化に根付いていませんが、海外ではクリスマスカードを送り合う慣習があります。日本では、年賀状を送り合います。
しかし、仏教やキリスト教では年賀状を送り合ってはいけません。11月から12月の間に年賀欠礼の挨拶状を送るようにしましょう。
クリスマスとはイエス・キリストの降誕を祝う日です。キリスト教ではイエス・キリストの明確な誕生日が定められていません。そのため、クリスマスにイエス・キリストの生まれたことをお祝いするのです。
日本でもツリーを飾ってケーキを食べますが、この慣習は比較的に新しいものです。
イエス・キリストが生まれたことをお祝いするクリスマスでも葬儀は行えます。大切な方の命日がクリスマスになれば、永遠に心に刻まれる大切な日になることは間違いありません。
かけがえのない命日にするために、ツリーやケーキを飾る葬儀を行う方もいます。ぜひ、クリスマスに葬儀をあげる方は、どのような式をあげたいかを考えてみてください。
葬儀の知識やマナーなどのオリジナルコラムも配信しています。