葬儀のマナー

納骨式で準備するお供え物とは?喪主側と参列者側の違いまで解説

四十九日法要と同時に行われやすい納骨式は、故人様のご遺骨をお墓に納める儀式です。大切な儀式になるため滞りなく行いましょう。納骨式では、お供え物を準備する必要があります。そのため、何をお供えするかを覚えておきましょう。この記事では、納骨式で準備するお供え物についてわかりやすく解説します。

【喪主側】納骨式で準備するお供え物

喪主側は開眼法要に必要なお供え物を準備する必要があります。

お花(一対)

お花の種類に決まりはない

(※トゲがある花や香りが強い花、花粉が付着する花はNG)

海のもの

昆布やワカメ、スルメなど

山のもの

季節の野菜

果物

季節の果物

お酒

日本酒の一升瓶や缶ビール

丸餅

白餅

その他

線香、ローソク、塩

(※任意)故人が生前に好きだった食べ物

(※任意)故人が生前に好きだった音楽

納骨式のお供え物は、地域や宗派、菩提寺の考えに応じて異なります。例えば、お酒のお供えを禁止している菩提寺や、音楽を流すことを許可している菩提寺もあります。そのため、納骨式のお供え物を準備する前に確認するとよいでしょう。

とくに、お花を飾る壺の有無やサイズは菩提寺によって異なるので気をつけてください。

【参列者側】納骨式で準備するお供え物

納骨式に招かれた場合は、お供え物を用意して参列しましょう。お供え物には次のような品物を選びましょう。

供花

納骨式に供えるお花は、基本的に種類が問われていません。そのため、故人の雰囲気に見合うお花を用意してあげるとよいでしょう。

しかし、トゲがある花や香りが強い花は、お供えの花に向いていないため控えるようにしましょう。どのような花を供えるべきか悩んだ場合は、お花屋さんに相談してみてください。

果物

果物をお供えする場合は、故人が生前に好きだったものをお供えしてあげると喜ばれるでしょう。納骨式では、多くの参列者がお供え物を持参します。大量のお供え物を一度に召し上がることはできません。そのため、りんごや柿、梨などの長持ちする果物を供えてあげるようにしましょう。

お菓子

故人が生前に好きだった和菓子、洋菓子をお供えする方法も1つです。

お菓子を選ぶ場合は、納骨式を終えた後に参列者全員に配れるような個別包装されているものを選びましょう。個別包装は配布しやすいので、主催者やご遺族に喜ばれます。

御供物料

納骨式に必要なお供え物の費用を相互負担するために、御供物料を渡す方もいます。故人様との関係性によって変動しますが、納骨式の御供物料の平均費用相場は、2,000円~20,000円程度です。

故人様が好きな物を準備しよう

納骨式には、お供え物を準備しなければいけません。喪主側と参列者側で準備すべきものは異なります。そのため、それぞれの立場で準備すべきものを手配しましょう。お供え物を準備する場合は、故人様が喜びそうなものをイメージして準備してあげましょう。その気持ちが供養に繋がるはずです。

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