終活

エンディングノートの書き方とは?ノートの選び方まで徹底解説!

終活目的でエンディングノートを書く人が増えています。基本的に書き方は自由ですが、ポイントを押さえておくと、さまざまなメリットが得られます。

どのような老後を送りたいか明確になったり、自分の死後、残された家族の諸手続きの負担を軽減できたりするのです。そのため、エンディングノートの書き方を押さえておきましょう。

エンディングノートとは

人生の終末期に迎える死に備えて、希望を書き留めるノートをいいます。ノートに書き留めておくことで、自分が亡くなったときの諸手続きがスムーズに進みます。死後に、残された家族に迷惑をかけたくないという終活目的でエンディングノートを書くことが多いです。

エンディングノートを書くメリット

エンディングノートを書くメリットは、以下の通りです。

終活を先導してもらえる

終活とは「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分が亡くなった場合の葬儀・お墓・遺言・財産相続など整理することをいいます。終活を行いたいけれど、どのようにやれば良いか分からないという方も多いです。

しかし、エンディングノートには、終活に必要な情報を項目に沿って書くだけ。ノートを購入することで、終活を先導してもらえます。

葬儀・お墓の家族の負担を減らせる

家族との最期の別れは突然くるものです。葬儀やお墓の準備は想像以上に大変で、故人様の遺品整理、相続手続きも大変です。

しかし、エンディングノートの各項目に情報を記載しておけば、希望する葬儀やお墓の形態を伝えることができます。葬儀やお墓は、事前予約ができ、家族の負担を減らしたい方から人気です。

また、所有している財産や親族一覧表を記載しておけば、相続手続きの手間も省けます。そのため、自分の死後に家族の負担を減らしたいという方は、エンディングノートを書いてみるとよいでしょう。

現在の生活を見直せる

自分の死を見つめれば、今後の自分の人生を考えるキッカケとなるでしょう。残された時間の生き方について見つめ直すことで、現在の生活を大きく変えることができます。残された時間を有意義に過ごしたいとお考えの方が終活をしています。

人生90年の時代を迎えているからこそ「長い老後をどのように暮らしていきたいか?」を考える人が増えているのです。

家族にメッセージを残せる

家族だから伝えにくい感謝の気持ちも、ノートに書き留めておくとよいでしょう。ノートに感謝の気持ちが綴られていれば、残されたご遺族の心の癒しとなります。

エンディングノートの書き方

エンディングノートには、8つの項目を忘れずに記載しておきましょう。

基本情報

自分自身の基本情報を記載する

資産

預貯金・金融資産・不動産・保険・年金に関する情報を記載する

(※口座自動引き落としに関する情報を記載する)

携帯・スマホ

インターネットサービスのID・Passwordを記載する

家族・親族

相続手続きに必要な「親族一覧表」を記載する

友人・知人

自分の葬儀に参列をして欲しい友人・知人の連絡先を記載する

医療・介護

延命処置の希望について記載する

葬儀・墓

希望する葬儀の形態や墓について記載する

メッセージ

家族や友人に感謝の気持ちを伝える

エンディングノートの選び方

基本的に、決められたフォーマットはありません。どのようなノートでも利用できます。しかし、目的に合ったノートを選ぶことで、情報が整理しやすくなります。

じっくり書く

  • 書き方の説明書が付いている
  • 過去を振り返られる年表が付いている
  • 文字を書くスペースが広い

情報を伝える

  • 記載項目が細かく分けられている
  • 備忘録として使用できる

思い出を整理する

  • フリースペースが広い
  • 写真が貼れる
  • メッセージ欄が設けられている

手軽に書く

  • 価格が安い
  • 記入方法の説明が用意されている

自分の老後や家族のためのエンディングノート

残りの人生をどのように生きるかを考えるキッカケをくれる「エンディングノート」。どのようなフォーマットのノートに書くかは基本的に自由です。

しかし、記載した方がよい項目を押さえておくと、自分の老後だけではなく、残された家族のためにもなります。そのため、終活目的でエンディングノートを書こうと思っている方は、ノートの書き方をチェックしてみてくださいね。

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