訃報のお知らせは、突然もらうものです。喪服に合わせるストッキングは、どのようなものを履けばよいのでしょうか?
葬儀に参列する場合は、正座をしたり、焼香のために立ち上がったりします。そのため、伝染しにくいストッキングを履いたり、替えのストッキングを用意しておいたりなどのポイントがあります。
この記事では、葬儀用ストッキングの基本ついて分かりやすく解説します。葬儀に参列する予定の方は、この記事を参考にしてみてください。
結論から説明すると、葬儀や法要では、黒色のストッキングを履きます。肌が透けて見える30デニール以下のものを履きましょう。60デニールなどのタイツもタブーとされています。しかし、妊婦や高齢者など体を冷やしてはいけない方は、黒色のタイツでも構いません。
また、突然の訃報を聞いて通夜式に駆けつけた方は、肌色ストッキングでもマナー違反とならないことを把握しておきましょう。
次に、葬儀用ストッキングを購入する際のポイントをご紹介します。
ストッキングの厚さを表す指標として「デニール」があります。30デニール以下で、肌がうっすら透けて見えるものがよいとされています。30デニール以上にあると厚手になり、葬儀の場にふさわしくないので、必ず、デニールの数値は確認してください。
商品によって機能性が異なります。ゆったりした履き心地で、締め付けのストレスを感じたくない方は、ノーサポートタイプがおすすめです。その一方で、脚を細く見せたい方は、着圧タイプがおすすめです。また、伝染しにくいストッキングを希望する方は、ノンラン編みの商品を購入してみてください。
葬儀ストッキングは、予備用を購入しておきましょう。葬儀の場では正座をしたり、焼香のために立ち上がったりします。そのため、ストッキングが伝線しやすくなります。伝染したストッキングで、参列者の前で焼香するのはみっともないです。そのため、予備を鞄の中に入れておきましょう。
女性の中には、弔事に対応するために、勤め先のロッカー等にストッキングを常備しておく方もいます。
葬儀では、黒色ストッキングを着用してください。しかし、黒色ストッキングでも、ノーサポートタイプや着圧タイプなど、さまざまなものが販売されています。厚さや編み方によっても、印象は異なるため、正しいストッキングの選び方を覚えておきましょう。
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