葬儀のマナー

火葬場に向かう車の席次とは?正しいマナーを分かりやすく解説

葬儀を終えた後に、火葬場で納めの儀式を行います。霊柩車や乗用車が手配され、火葬場まで向かうことになりますが、どこに座ればよいか分からないと悩む人も多いです。

僧侶の方も同行するため、恥をかかないように正しい席次を理解しておきましょう。この記事では、火葬場に向かう車の席次について分かりやすく解説します。

納めの儀式に参加できる方

葬儀後は、火葬場で納めの儀式(遺骨を箸で拾い上げて骨壺に収める儀式)が行われます。故人の魂が三途の川を無事に渡り、あの世へ渡れるよう橋渡しをする大切な儀式です。そのため、喪主やご遺族、親戚など縁の深い人だけが参加します。

なお、火葬場で、故人様のご遺体を火葬してもらうことになりますが「火葬許可証」「位牌」「遺影」を持参しなければ、火葬してもらえません。忘れずに持参をしましょう。位牌は喪主が持ち、遺影はご遺族代表の方が持っていきます。

火葬場に向かう場合の車に乗る前に、運転手へ心付けを渡しましょう。

火葬場に向かう場合の車の席次

火葬場に向かう場合は、霊柩車を先頭にして、1号車や2号車の車が続いて走行します。複数の車が続いて走行するのを避けるため、2号車にマイクロバスを手配する機会が増えました。

火葬場に向かうときの車の席次にルールが定められているため、理解しておきましょう。

霊柩車に喪主が乗る

棺を運ぶ目的で使用される霊柩車は、一般の車と比較すると全長が長いです。大きめの霊柩車であれば5名まで乗車ができますが、豪華な装飾が施されている宮型タイプの霊柩車は、ドライバーと助手席に1名乗れる仕様が多いです。霊柩車には、位牌を持った喪主が乗車します。

しかし、霊柩車は野辺送り(故人を墓地へ送ること)するためのものと捉えている葬儀社では、喪主にも1号車に乗ることを勧めてきます。

1号車に僧侶やご遺族代表などが乗る

霊柩車の後に続く1号車には、僧侶や世話役代表、遺影を持ったご遺族代表が乗車します。運転席の後ろの席が最上位席となるため、僧侶の方に座ってもらいましょう。

その後は、後部座席の反対の窓側(世話役代表)、後部座席の中央(ご遺族代表)、助手席(ご遺族)の順番で座っていきます。位牌を持った喪主が、1号車に乗る場合は、最上位席に喪主が座ることになります。

2号車にご遺族や親戚が乗る

1号車に続く2号車には、ご遺族や故人様の親戚が乗車します。霊柩車の後に、1号車や2号車、3号車と続くことを懸念してマイクロバスが手配されることが増えました。マイクロバスの席次も1号車と変わりはありません。

火葬場に向かう場合の車の席次を理解しておこう

火葬場に出向くときの霊柩車や乗用車には、席次が決められています。また、火葬場には「火葬許可証」「位牌」「遺影」の3つを持参しなければ、故人様の遺骨を火葬してもらえません。このような注意点があるため、正しいルールを知っておきましょう。

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