葬儀に参列できない場合に弔電や香典を送りますが、両方を送らなければいけないのでしょうか?場合によっては、両方送ることでご迷惑をかけてしまう恐れもあるため、正しい葬儀マナーを覚えておきましょう。この記事では、弔電と香典の送り方について詳しく解説します。
結論から説明すると、弔電と香典は必ず送らなければいけないものではありません。
仕事でお世話になった上司や親交が深かった友人などが亡くなった場合は、弔電と香典の両方を送ります。その一方で、普段から付き合いのなかった人が亡くなった場合は弔電だけ送るケースが多いです。
弔電と香典の両方を渡すべきか悩んだ場合には、まずは弔電を送っておきましょう。
弔電と香典を渡すべきかは自己判断ですが、どのように送れば良いでしょうか?まずは、弔電の送り方について解説します。
弔電とは葬儀に参列できない場合に、お悔やみの気持ちを伝える電報のことをいいます。電報は葬儀や告別式で読み上げられるため、葬儀の開式前に斎場に届くように手配しなければいけません。そのため、訃報を聞いたら速やかに弔電を手配しましょう。
弔電の送り方は以下の通りです。弔電は葬儀で読まれるため、開式前に葬儀会場へ届くように手配しましょう。宛先の住所は葬儀会場、宛名は喪主名です。また、差出人名には故人との関係性を記載しておくと良いです。
1. 電報サービスにアクセスする
2. 電報台紙を選ぶ
3. お悔やみのメッセージを作成する
4. 宛先と差出人の情報を記載する
5. 支払方法を選ぶ
お悔やみのメッセージにはテンプレートが用意されていますが、オリジナルの文章の作成も可能です。故人様との思い出や人柄が分かる言葉を添えると、偲ぶ気持ちが伝わりやすいでしょう。
しかし、オリジナルメッセージを作成する場合は、忌み言葉を使用しないように気をつけて下さい。
次に香典の送り方について解説します。
香典とは、弔事に参列する際に選考や花の代わりに故人様にお供えするための金銭です。現在では、葬儀にかかる金銭的負担を軽減するために渡すものという役割を持っています。故人様と関係性が深かった場合は、葬儀に参列できない場合でも香典を送りましょう。
香典の送り方は以下の通りです。故人様との関係性によって、包む金額は異なります。また、宗派に応じて香典袋の表書きは変わるので正しいマナーを覚えておきましょう。
1. お金を用意する
2. 香典袋に包む
3. 現金書留で郵送手配する
喪主やご遺族様が香典辞退をしている場合は、香典を郵送するとご迷惑になります。香典を辞退して、香典返しの手間を省き、故人様との最期の時間をゆっくり過ごしたいと思われているかもしれません。そのため、香典辞退をしている場合は喪主やご遺族の意向を尊重しましょう。
弔電と香典の両方を送るかは、参列者自身で判断するものです。故人様との関係により、どうするかを判断しましょう。この記事では、弔電と香典の送り方についても解説しました。ぜひ、葬儀に参列できずに弔電と香典を手配する場合は参考にしてみてください。
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