女性が髪色を染めている割合をご存知ですか?ポーラ文化研究所の調査結果「髪の毛、染めてる?」では、1991年度は29%でしたが、2019年度は59%まで増えました。10人中6人の女性が髪色を染めています。接客業など、仕事の関係で髪色を染めている方もいるでしょう。
このような方が、突然、葬儀に呼ばれたとき、髪色を戻すべきなのでしょうか?この記事では、葬儀に参列する場合の髪色マナーについて解説します。
近頃は、髪を染めている方が増えたため、金髪や赤髪などの派手な色でなければよいという方が増えています。ダークブラウンであれば、髪色を戻さずに葬儀に参列をして問題ないでしょう。髪色よりも、故人を追悼する気持ちが大切だと考える方もいます。
しかし、葬儀マナーを重視する方は少なからずいます。ご遺族や親族、参列者に不快な思いをさせないためにも、明るい髪色の方は黒色に戻しておきましょう。
また、喪主やご遺族の立場の方は、故人様の印象を悪くさせないためにも、髪色を戻しておくことをおすすめします。
葬儀前に、髪色を整える方法を覚えておきましょう。
美容院で髪染めをしてもらうと、希望する色や明るさに仕上げてもらえます。事情を説明すれば、丁度良い髪色に戻してくれるはずです。
また、髪の痛みを最小限に抑えながら、希望する色に変えてもらえます。しかし、ホームカラーと比較すると値段が高く、美容院まで足を運ばなければいけません。
市販のホームカラーで髪色を戻す方法があります。自宅で髪を染められる気軽さが、最大のメリット。また、美容院の代金の2割程度の価格で髪色を変えられます。子育て世代の方で、突然の出費を極力抑えたいという方におすすめです。
しかし、ホームカラーの仕上がりは満足度が低いです。色ムラや頭皮が荒れる場合もあります。髪が痛むこともあるため、気をつけてください。
簡単に染められて落とせる黒染めスプレーも販売されています。1日だけ髪色を変えられるため、現在の髪色が気に入っている方におすすめの方法です。しかし、黒染めスプレーは、髪色がキレイに変わらないというデメリットもあります。
近頃は、地毛に見えるように作られたウィッグが販売され始めています。このようなウィッグを着用すれば、髪色を変える必要はありません。
しかし、使い慣れていないウィッグを着用すると違和感を抱かれてしまうかもしれません。また、自然に見えるウィッグは値段が高めです。そのため、現実的な対策方法ではありません。
髪色を染めている方が増えたため、金髪など極端に明るい髪色でなければ、認めてもらいやすくなりました。しかし、葬儀マナーを気にする方は、明るい髪色を不快に思ってしまうでしょう。
従って、葬儀トラブルを防止するためにも、髪色を整えておきましょう。とくに、喪主やご遺族は髪色を戻しておくことをおすすめします。この記事では、髪色の戻し方をご紹介しました。ぜひ、参考にしてください。
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