葬儀のマナー

英語で葬儀の連絡が来たらどう返信する?お悔やみの例文紹介

新型コロナウイルスが世界的に感染拡大し、思わぬ訃報を受け取ることも多くなったここ数年。今はメールで受け取ることがほとんどでしょう。親しい人をなくす悲しみは世界共通。どのようにお悔やみを伝えたら良いのか、例文をもとにご紹介します。

基本的にメールの順序はビジネスメールと同じ

英語圏では、基本的に論理的でわかりやすい、マナーに則ったメールが好まれます。それはお悔やみでも同じです。相手は近親者を亡くしていて忙しいことを慮りながら、こちらの気持ちを伝えましょう。

件名
Dear Mr. Mrs.で始まる宛名

お悔やみの言葉
相手を気遣う文章
自分や会社からのシンパシーを伝える

署名
このような流れが一般的です。

件名は空白を避ける

何を書いて良いかわからず、空白にしたくなりますが、失礼に当たるのでわかりやすい件名を書くようにしましょう。‘Condolences’(お悔やみ) や‘With Sympathy’(直訳だと「同情とともに」、=お気持ちお察しいたしますの意味合い)がおすすめです。親しい人ならば”So sorry for your loss”(あなたの喪失をとても悲しく感じる)でもOKです。

訃報に対してお悔やみを述べる

形式に則った文章では

We would like to express our deepest sympathy on the passing of ●●.
ー●●さんのご逝去に深く哀悼の意を申し上げたく存じます。

We extend our deepest sympathies to you.
ー心よりお悔やみを申し上げます。

などがあります。

口頭やメールで使えるフレーズとして I’m so sorry for ~
I was so shocked to hear ~
があります。sorryは「すみません」のイメージがあるかもしれませんが、英語だと「お気の毒に」のような、悲しみに寄り添う単語として使われます。ミステリードラマで訃報を聞いた人が言っているのを聞いたことがあるかもしれません。

”Please accept ~”(どうぞお受け取りください)も覚えておくと良いでしょう。先程でてきた”our deepest sympathies” や”my sincerest condolences.(私の心からのお悔やみ)と合わせて使います。

海外のウェブサイトをのぞいてみるのもおすすめ

我々がお悔やみの言葉を贈る時例文集などに頼るのと同様、英語圏でも葬儀に関して文例を参照することはよくあるようです。”mail for condolences example”などと検索すると多くの例がでてきます。

I’d like to extend my heartfelt sympathy for the death of your relative. My thoughts are with you, and I’m sorry for your loss. ーご親族が亡くなられたこと、心よりお悔やみ申し上げます。私の思いはあなたと共にあり、あなたの喪失に寄り添います。

I’d like to give my heartfelt condolences for the death of your relative. Thinking of you during this difficult time. ーご親族の死に心からお悔やみ申し上げます。困難な時期にあるあなたのことを考えております。

ただ、あまり難しいフレーズは借り物のように感じられてしまうので、自分が読める、また言いたいことが入っている例文をアレンジして使うのがおすすめです。例えば上の2本の例文を組み合わせれば、十分オリジナルの表現になります。

大切なのは寄り添うことと適度な距離感

英語でのメールはとかく構えがちですが、身近な人が亡くなった悲しみはに言語は関係ありません。相手は精神的に負担がある状態であることを考慮し、お気の毒でした、という言葉と、適度な距離感を保った文章を送りましょう。文法の正確さや例文を借りるよりも、その心が最も大切です。

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