コロナ禍で訃報の知らせが届いたら、葬儀に参列するために帰省してよいのでしょうか?緊急事態宣言下で外出自粛要請が発令されている場合は悩むものです。実際に、葬儀のために帰省できるのでしょうか?できないのでしょうか?この記事では、コロナ禍の葬儀に参列するために帰省できるかの疑問に回答していきます。
結論から説明すると、コロナ禍で葬儀のために帰省できます。葬儀は不要不急の外出に該当しないためです。
ASMARDの調査結果「コロナ禍での葬儀スタイルに関する調査」では、約7割の方が葬儀に参列したいと回答しています。そのため、コロナ禍で葬儀のために帰省して構いません。容認してくれる方の方が多いでしょう。
コロナ禍で葬儀のために帰省はできますが、以下の葬儀マナーを守りましょう。
コロナ禍で帰省する場合は、交通手段を良く検討してください。密になる交通手段を選択してしまうと、帰省途中に新型コロナに感染して、周囲の方に迷惑をかけてしまう恐れがあります。そのため、感染リスクが最小限に抑えられる交通手段を考えましょう。
葬儀に参列する場合は、コロナ感染症対策としてマスクを着用してください。ご遺族だけで行う小規模の家族葬は気が緩みがちになります。しかし、家族葬では僧侶や葬儀スタッフの方にも協力をしてもらうためマスクを着用するようにしましょう。
コロナ感染は接触感染により起こります。そのため、葬儀会場に入る前にアルコール消毒を使用して手指を清潔な状態にしましょう。葬儀会場の入口にアルコール消毒が準備されています。
葬儀を機会に久しぶりに会う方もいるかもしれません。久しぶりの再会に嬉しくなるかもしれませんが、葬儀中の会話は必要最低限に留めてください。コロナ感染は飛沫感染で移るため、会話は控えましょう。
持病など重症化リスクがある方は帰省に戸惑ってしまうでしょう。このような場合は、無理に帰省する必要はありませんが、葬儀マナーに沿った対応をしてください。
葬儀に参列をできない場合は、弔電を打ってお悔やみの言葉を伝えます。弔電サービスを利用すれば簡単に弔電は送れます。弔電は葬儀の中で読まれるため、開式前までに会場に届くように手配をしましょう。
故人様と関係が深かった場合は、香典を送りましょう。香典は故人様との関係性によって金額が変動するので注意してください。また、喪主が香典辞退している場合は、香典を送るのは控えましょう。
弔電や香典だけではなく、供花や供物を送ることができます。供花を送る場合は、宗教や宗派によって送れる花が異なるため注意してください。また、供物は消耗品が良いとされています。
コロナ収束がしないため、葬儀会社では『オンライン葬儀』という新たなサービスが登場しました。Webツールを利用して葬儀に参列できるサービスです。帰省は難しいけれど、葬儀に参列したい方は、オンライン葬儀に参列できるかを確認してみてください。
コロナ禍で葬儀に参列するための帰省に対して、多くの方が寛大です。その理由は、葬儀は不要不急の外出に該当しないからです。葬儀は故人様と過ごせる最後の時間となります。そのため、後悔が出ないように葬儀へ参列するか検討してみましょう。