葬儀に参列する場合は、喪服を着用します。冠婚葬祭用に喪服を購入している方は多いです。
しかし、ワイシャツまで購入している男性は少ないです。多くの方がビジネスで着ているワイシャツを着用しています。しかし、どのようなワイシャツでもよいわけではありません。そのため、葬儀用のワイシャツの正しい選び方を覚えましょう。
まずは、葬儀用のワイシャツの選び方をご紹介します。
ワイシャツの色は白色を選んでください。白色のワイシャツは誠実さや清潔感といった印象を相手に与えることができて、1枚購入しておくとさまざまなシーンで着られます。
白色のワイシャツでも織目が付いているものは着用していけません。綿100%のブロード生地を選んでください。
ブロード生地とは、縦糸と横糸が同じ本数で緻密に織られており、目がギュッと詰まっている平織のものをいいます。遠くから織目は見えませんが、2m程度の距離であれば、織目は目立つため注意してください。
また、ステッチなどの装飾がされているワイシャツも着てはいけません。
ワイシャツには、さまざまな襟型が存在します。葬儀で認められている襟型は『レギュラーカラー』『ワイドカラー』です。
レギュラーカラーは、スタンダードな襟型で開きが狭いため、真面目な印象が与えられます。そのため、就職活動でも使用されるワイシャツです。
レギュラーカラーより襟に角度が付いたものがワイドカラーとなります。どちらでも構いませんが、襟元にボタンが付いているワイシャツは着るのを控えましょう。
次に、葬儀用のワイシャツに関するよくある質問をご紹介します。
はい。「色」「デザイン」「襟型」に問題がなければ、普段使用しているワイシャツを着ても問題ありません。
しかし、汚れやほころびがないかを確認してください。汚れているワイシャツを着て行くとだらしない印象を与えてしまいます。
葬儀用のワイシャツは、どこでもお買い求めできるようになりました。葬儀用のワイシャツを購入した人で高く評価されているのが「ユニクロ」です。ユニクロのワイシャツは品質が良くてお手頃な価格で購入できるため、葬儀用ワイシャツがない方は購入しておきましょう。
黒色のネクタイを結んでください。黒色のネクタイでも光沢のあるものは、葬儀に不向きです。ネクタイは結び下げで、ディンプル(くぼみ)が出ないように結びましょう。
葬儀用のワイシャツまで回らず、ビジネス用のワイシャツを着用する男性は多いです。ビジネス用のワイシャツを着用して問題はないですが、汚れやほころびがあるとだらしない印象を与えてしまいます。
また、ワイシャツ選びを間違えると常識知らずと思われて恥をかいてしまうことでしょう。そのため、どのようなワイシャツであればよいか理解を深めておきましょう。