葬儀は不要不急の外出になるのか?と気にされる方は多いです。実際に、どうなのでしょうか?
この記事では、葬儀が不要不急の外出に該当するかについて紐解いていきます。ぜひ、葬儀に参列する予定の方は、この記事を参考にしてみてください。
結論から説明すると、葬儀が不要不急の外出であるかは、曖昧なものとなっています。国や自治体からの葬儀参列に関する要請は出ていません。
故人様を供養するお盆の帰省に関しては「三密を避けて、コロナ感染対策をすること」と述べられて、国は自粛を強制していません。また、緊急事態宣言下でも、葬儀は行われています。
このようなことを踏まえると、葬儀の参列は自己責任ですべきものと捉えるのがよいでしょう。
葬儀は、不要不急の外出であるかは曖昧なものと説明しました。次に、世間一般の方の意見を確認していきましょう。
株式会社アスマーク「コロナ禍での葬儀スタイルに関する調査」によると、コロナ禍の葬儀に式場へ参列した割合は95.5%という結果になりました。喪主、遺族側の5割が「コロナ禍で参列してもらっていいのだろうか?」と悩む一方で、参列者側の7割が「生前に交流のあった故人の葬儀には参列したい」と回答しているのです。
この結果を見ると、葬儀は不要不急の外出ではないと捉えてよいかもしれません。
葬儀を不要不急ではなく、必要な外出とみなし、葬儀に参列する場合は、クラスター感染が起きないように細心の注意を払いましょう。次に、コロナ禍で葬儀に参列する場合の注意点をご紹介します。
新型コロナウイルス感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。これらの感染経路について理解を深めておき、どのような行動を慎むべきか考えることが大切です。
・飛沫感染
感染者のくしゃみや咳の飛沫と一緒にウイルスが放出されて、他の人がウイルスを吸い込むことで感染する。
・接触感染
感染者がくしゃみや咳をして手で押さえた後、その手で、ドアノブなどに触れてウイルスが付着。そのドアノブを他の人が触れた後、顔などに触れることで感染する。
葬儀に参列する場合は、クラスター感染が発生しないように、コロナ感染症対策に協力をしましょう。
【コロナ感染症対策】
・マスクを着用する
・手洗いをする
・アルコールで手指を消毒する
・会話を慎む
・距離を空けて着席する
コロナ禍の葬儀に参列する前に、体温測定をしましょう。37.5度以上ある場合は、体調がよくても、葬儀に参列するのは控えましょう。また、少しでも体調不良を感じる場合にも、葬儀の参列は辞退しましょう。
コロナ禍の葬儀が、不要不急の外出に該当するかは曖昧なものです。最終的な判断は自己責任なることを理解しておきましょう。しかし、生前にお世話になった方の最期を見送りたいという方が多いです。このような場合は、コロナ感染対策に協力をして、葬儀に参列するようにしましょう。