葬儀のマナー

葬儀後のお礼は誰に渡すの?お礼の包み方から渡し方まで徹底解説

葬儀後のお礼は誰に渡すの?お礼の包み方から渡し方まで徹底解説

大切な故人様の葬儀に協力をしてくれた人に対しては、お礼を伝えにいきましょう。お礼となる品物や心付けは、どのように渡せばよいのでしょうか?いくらのものを渡せば良いのでしょうか?この記事では、葬儀後のお礼の渡し方(包み方)について分かりやすく解説します。

葬儀後のお礼は誰に渡すの?

葬儀後のお礼として、誰に何を渡せばよいのでしょうか?突然の葬儀に協力をしてくださった方にはマナーを守って、お礼を渡すようにしましょう

 

金額(品物)

渡し方

寺院・僧侶

お布施代

葬儀後の翌日に寺院に出向き、お布施を渡す

葬儀会社

葬儀費用

葬儀後1週間以内に支払う

喪主の世話役

お礼(1万円程度)

初七日までに出向き、お礼を伝える

近所の人

菓子折り(3,000円程度)

初七日までに出向き、お礼を伝える

会社関係者

菓子折り(5,000円程度)

会社に出向いてお礼を伝える

【相手別】葬儀後のお礼の渡し方

葬儀後には、さまざまな人にお礼を伝える必要があります。実際に、どのようにお礼を渡せばよいのでしょうか?次に、お礼の渡し方について解説します。

寺院・僧侶

葬儀で読経してくださった僧侶に対して、御布施を渡すタイミングのルールは決められていません。しかし、葬儀後の翌日に寺院にお礼参りをして、その際にお布施を渡すことが多いようです。寺院にお礼参りをする前に、先方にお伺いしたい旨を伝えて先方の都合に合わせます。

・御布施の金額

御布施

約50万円

御車代

約1万円

御膳料

約1万円

・御布施の包み方

御布施のお札には、新札を用意します。封筒の表側側をお札の表に合わせて、肖像画が封筒の入口側にくるようにします。お布施の正しい包み方は、お札を半紙で包み、さらに奉書紙で包むのが正しいマナー。しかし、「御布施」と書いた白い封筒に入れれば問題ありません。「御布施」「御車代」「御膳料」は別々に包みます。

・御布施の渡し方

御布施は、直接手渡しをしてはいけません。袱紗の上に置いて「先日の葬儀はありがとうございました。」と感謝を述べて渡します。

葬儀会社

突然の葬儀に対応してくれた葬儀会社には、葬儀終了後1週間以内に葬儀費用を支払います。さまざまな支払方法がありますが、現金払いが一般的です。葬儀会社に出向いて、現金で支払うと丁寧な対応になります。

喪主の世話役

喪主の世話役として、葬儀を手伝ってくれた人にお礼を渡しましょう。現金のまま渡すのは失礼になるため、白色の封筒に入れてください。表書きには「御礼」または「心付け」と書きます。喪主の世話役に対する、心付けの平均相場は1万円程度です。

近所の人

近頃は、近所の付き合いをする人が減ってきています。しかし、普段の付き合いがない場合でも自治会から人手を出してもらったり、人や車の出入りで何かしらの迷惑をかけたりしています。そのため、葬儀後には、近所の人に挨拶回りをしましょう。

3,000円~5,000円程度のお礼の品物を渡します。菓子折りや洗剤などの消耗品が多いです。

故人の会社関係者

故人がサラリーマンだった場合は、事務手続きのために勤務先に挨拶に伺います。勤務先にも3,000円~5,000円程度のお礼の品物を渡します。また、会社に公的書類・鍵・社員証・健康保険証を返却しなければいけません。

また、死亡届や年末調整に必要となる保険料控除などの書類を提出する必要があります。

葬儀後にお世話になった方にお礼を渡そう

葬儀後には、お世話になった方にお礼を渡しましょう。正しいマナーに沿ってお礼を伝えれば、周りの方に対する失礼に当たらず、故人様も喜んでくれるはずです。この記事では、葬儀後にお礼を伝える相手についてご紹介しました。ぜひ、参考にして挨拶に出向いてみてください。

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