新型コロナウイルスはいまだ収まりを見せず、変異株のように日々新たな困難が生まれている状況です。ストレスや不安にさらされる中、葬儀は突然やってくる「必要急」。せめて慣れ親しんだ場所で見送ってあげたいと「自宅家族葬」を選んだ場合、どれくらい費用がかかるものなのでしょうか。
故人の自宅で通夜・告別式を行い、火葬場へ出棺する。こうした「自宅家族葬」はかつてはポピュラーなものでした。近年その割合はぐんと減り、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の調査によると、2011年以降は4%台まで減少しています。
今は自宅家族葬でも葬儀社にお願いすることがほとんどですが、昔のように、近所の人や親戚の協力のもと、自力で葬儀を行うことも可能です。
棺やドライアイス、火葬の代金など葬儀に必要な物品の費用はおよそ10万円以内におさまりますが、すべて自分たちで行わなければなりません。感染予防対策もすべて自己責任において配慮する必要があります。
葬儀社に依頼する場合、費用相場はおよそ40万円です。葬儀コンシェルの「定額プラン」で自宅家族葬は税込みで377,300円(資料請求割引後価格)でご案内しています。
葬儀業は、2020年から独自に定められた「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」にしたがって葬儀を行っています。自宅家族葬でも、感染予防対策は必須です。ご遺族の精神的な負担のことも考えると、費用がかかったとしても、プロの手に委ねてしまったほうが良いのではないでしょうか。
自宅家族葬を行うためには、祭壇を設置し、棺を安置できる場所が必要であり、一般的には6~8畳の広さがあれば行えるようです。また、棺が入り口・エレベーターから出入りできるかも重要なポイント。
コロナ禍では、部屋の換気と、密集を避けることが必要不可欠です。そのため、参列者の席の間を空けるよう、普段よりもスペースを多く取らねばなりません。その広さがない場合は、参列者の弔問する時間を決めておくなど、密を避ける工夫が大切になります。
自宅家族葬は慣れ親しんだ場所で、故人とゆかりの深い人々とご遺族が、ゆっくりとお別れできることが大きな魅力です。コロナ禍でいかに生活様式が変わろうと、故人を弔う気持ちが変わりません。前述の通り、自宅家族葬を自力で行うのはかなりの重労働。ぜひ、葬儀社に相談をしてみてください。