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葬儀の流れ

コロナ禍の葬儀では「密葬」を選ぶ人が急増?家族葬との違いはある?

2021年、未だに新型コロナウイルスの猛威はおさまらず、4度目の緊急事態宣言の発令が続く事態となりました。昨年は「そもそも葬儀を行って良いものか」と悩むご遺族も見受けられました。誰も正解がわからない中、葬儀の形も大きく変化。ここ最近では「密葬」で行われるケースが増えています。

「密葬」=コッソリと行う葬儀のイメージがあった

「密葬」は「ひそやか」のイメージに引っ張られてか、コッソリと行う葬儀と誤解されていることがありました。葬儀社などでは、遺族と故人と親しい人々で行う葬儀と定義されています。この「親しい人々」の人数には実は規定がありません。そのため、1人~100人程度まで幅広いので、密葬と言っても大規模で行う場合もあります。

「密葬」は本葬前の葬儀というわけでもない

社葬やお別れの会といった、「本葬」の前に少人数で行う葬儀と説明されることもありましたが、本来はそのような意味ではありません。あくまで、故人と関係の深い人々で見送る葬儀ですので、社葬でも密葬にあたるケースも当然存在します。

コロナ禍で急増。実情は「家族葬」とあまり変わらない

実は、密葬は「家族葬」とほとんど意味としては同じです。どちらも広く人を呼ばない葬儀であり、その定義や人数は、喪主・遺族判断に委ねられています。

今はコロナ禍で人数制限をした葬儀が主流。不要不急にあたらないとはいえ、感染リスクを減らし、不安をできる限り取り除きたい。そんな要望から、密葬を選択するご遺族はぐっと増えました。

「密葬」で気をつけるポイントは連絡を密に

密葬を行うにあたって、どうしても「呼ぶ」「呼ばない」の境界線が生じてしまいます。故人の関係者がショックを受けてしまい、トラブルに発展する可能性も。

「このような時期なので近親者のみで行うことにいたしました」と予め伝え、弔問を受け付けたり、後日お別れの会を予定していたりする場合はその旨告知するとスムーズです。

また、当日に参列者以外が来てしまうと、遺族や葬儀社が急きょ対応に追われることになりかねません。念のために、どこで行うかは伏せておいたほうが良いでしょう。

葬儀の形は変わっても、大切なのは見送る気持ち

新型コロナウイルスは、我々の生活を根本から動かしてしまいました。葬儀もさまざまな変化を強いられましたが、「故人との最期のお別れの場」であることは揺るぎません。どんな葬儀の形でも、大切なのは見送る気持ちです。安全に配慮して、密葬という選択をしてみてはいかがでしょうか。

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