新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自由参列と呼ばれる葬儀が増えています。葬儀の受付時間を分散させることにより、密集・密接が避けられるスタイルの葬儀です。
自由参列の葬儀に呼ばれた場合は、どのような流れになるか気になるでしょう。この記事では、自由参列の流れと注意点についてわかりやすく解説します。
自由参列は次のような流れで行われます。
新型コロナウイルスは接触感染により移ると言われています。葬儀会場でクラスター感染が発生しないように、消毒徹底に協力をしてください。
葬儀会場の入口に消毒液が置かれているため、使用して手指の消毒をしましょう。
パーテーションが設置された受付があります。パーテーション越しに葬儀参列の受付をしましょう。受付の流れは、基本的な葬儀と変わりはありません。芳名帳に氏名と住所を記載して香典をお渡しします。
自由参列の会場は、窓とドアを開けて換気されています。焼香の順番を待つために、会場の空いている席に座りましょう。席に座る場合は、ソーシャルディスタンスを意識して他の人と距離を空けてください。
順番にご焼香をしていきます。順番が来たら呼ばれるので、祭壇に向かって御焼香をしましょう。
1. 祭壇の手前で、ご遺族と僧侶に一礼して前に進み、さらに一礼。
2. 数珠を左手に持ち、右手で抹香を摘まみ額に押し頂く。
3. 抹香を香炉の炭の上に乗せる。
4. 合掌後に下がりご遺族に一礼する。
自由参列の流れをご説明しましたが、参列時には次の点に注意してください。
葬儀に参列をする前に、自宅で体温測定をしましょう。37.5度以上の微熱がある場合は、コロナに感染している恐れがあります。そのため、微熱がある場合は、その旨を伝えて葬儀の参列を辞退しましょう。
自由参列の場合は、ご焼香を終えたら速やかに帰りましょう。
故人を偲びたい気持ちも分かりますが、その他の参列者も順番待ちをしています。三密の状況を避けるためにも、ご焼香を終えたら長居せずに、速やかに帰宅してください。
葬儀に参列をすると、久しい友人に会うかもしれません。また、仕事関係者の方に合う可能性もあります。このような場合は話をしたくなるものですが、会話は謹んでください。
コロナは飛沫感染で移ると言われています。そのため、コロナ禍で葬儀に参列する場合は会話を慎みましょう。
コロナ禍の葬儀として自由参列が増えています。自由参列の流れを把握して、基本マナーを守るように心がけましょう。コロナ禍で葬儀を行うご遺族に協力の姿勢を示すことが1番喜んでもらえることです。ぜひ、協力の姿勢を見せて、故人様を見送りましょう。