亡くなった人への感謝の言葉を述べる方を葬儀で見たことがある人もいるのではないでしょうか?故人様と最期に対話するためのもので、感謝の言葉を伝えることで後悔なく故人様の旅立ちを見届けられます。そのため、感謝の言葉の伝え方や注意点について理解を深めて、故人様に伝えましょう。この記事では、亡くなった人への感謝の言葉について詳しく解説します。
亡くなった人への感謝の言葉とは、故人と過ごせる最後の時間に対話するために用意するものです。
・一緒にいたときに伝えられなかったこと
・亡くなった後に伝えたくなったこと
・「おつかれさま」「ごめんなさい」
故人に伝えたいことがある方は、葬儀の場で感謝の言葉として伝えられます。故人様としっかり向き合える時間を設けられることが、感謝の言葉のメリットです。
最愛の〇〇へ
お喋りが大好きで、みんなの笑い声の中心には、いつも貴方がいました。好奇心旺盛で興味があることに情熱を注いでいましたね。とくに、ボランティア活動に熱心で、被災地に足を運んで支援活動する姿には感心させられるばかりでした。
また、料理が得意でいつも美味しい料理を作ってくれましたね。あなたの作る料理が恋しくなりそうです。一緒に過ごした日々を振り返れば、楽しかった思い出が蘇ります。
「素敵な時間を一緒に過ごしてくれてありがとう」の心を捧げて、両手を合わせます。
どうか天国でも笑顔を絶やさずに明るく振る舞ってくださいね。そして、空から私たちのことを見守っていてください。
次に、亡くなった人への感謝の言葉でよくある質問をご紹介します。
葬儀の場で感謝の言葉を伝えるのが恥ずかしいと感じる方もいるかもしれません。そのような場合は、無理に感謝の言葉を伝える必要はありません。故人様との最期の時間に伝えたい言葉がある方のみ感謝の言葉を伝えるものとされています。
感謝の言葉を伝える際は、縁起が悪いとされる言葉を使用するのは控えましょう。ますます、度々など、繰り返しを意味する重ね言葉は使用してはいけません。また、宗派ごとに使用を控えるべき言葉などがあります。
感謝の言葉を述べるのが恥ずかしいという方は、以下の方法で感謝の気持ちが表せます。
・楽器を使用した生演奏
・故人が生前に好きだった音楽を流す
・メッセージの寄せ書きを棺に入れる
・司会の代読を依頼する
・神楽などのダンスパフォーマンス
亡くなった方への感謝の言葉は、故人様のお身体があるときに対話ができる最後の瞬間です。そのため、生前に伝えそびれていた気持ちを伝えましょう。感謝の気持ちを通じて、故人様と対話をすれば後悔なく、故人様の旅立ちを見届けられるでしょう。