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コロナ禍のお盆、墓参りや葬儀で旅行していい?

コロナ禍のお盆、墓参りや葬儀で旅行していい?

新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着くことなく、2020年に引き続き、感染予防対策したお盆を迎えることになる見込みです。ワクチン接種が進みつつありますが、お墓参りや葬儀に帰省していいものか。悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?

コロナ禍の始まり、2020年のお盆時期は旅行を想定していない家族も多かった

ヴァリューズが2020年に発表したデータによると、お盆にそもそも旅行を想定していなかったという人が60%を超えていました。 また感染が広がっていた関東圏では「関東から関東」への旅行を考えている人の割合が2019年の26.7%から34.1%と10%近くアップ。感染リスクへの懸念が現れた結果となっていました。

昨年、新幹線の予約状況はJR東日本で84%減だったそうです。長距離の移動を控える人が特に多く、また公共交通機関よりも車を使っていたということでしょう。ちなみに、JRがお盆の人出を統計しはじめた1991年以来、最も数が少なかったとのことです。

今年はどうなる?迷う人々

サンスターが4月に行った調査によると、2021年、出身地があれどお盆に帰省するつもりはないという回答は8割を超えました。やはり自分が無症状の感染者で広げてしまうのが怖いと思っている人は多いようです。

6月に入って、旅行会社ではお盆旅行の予約が始まりました。ワクチン接種の拡がりを受け、予約状況は回復傾向にあります。しかし二回目の接種が間に合わないなど、まだ不安は残っているようで、SNSでは旅行に行きたいけれども大丈夫かな、といった意見も窺えます。都市部ではまたも緊急事態宣言が発令されるのではという危惧を持っている人も多いのでしょう。

コロナ禍でも、お墓参りや葬儀は大事な儀式

葬儀は「必要急」とみなされ、緊急事態宣言だからといって中止にしなければならないわけではありません。ただ、長距離の移動にはリスクがつきもの。そのため、リモート(オンライン)葬儀での参列を選ぶ人も現れてきました。葬儀社もリモート葬儀のプランを用意しているところが増えています。

お墓参りは急を要するものではないですが、亡くなった人をご供養する大切な風習です。もしもコロナ禍で帰省したいと思った場合、感染予防対策を徹底するしか策はありません。マスクを着用し、三密を避け、手指の消毒をこまめに行う。自身の体調管理も必須です。旅行前に人ごみを避けるのもひとつの感染予防策となります。

情報をチェックしながら、家族とも相談を

新型コロナウイルスは変異株が登場し、感染状況が日々変化しています。緊急事態宣言やまん延等防止重点措置といった対策も発表されていますし、まずはコロナ禍の現状を把握することが大切です。高齢者や妊婦さん、お子さんがいらっしゃるご家庭はリスクが高くなります。帰省先の事情とすり合わせることも重要な旅行の準備です。

もしも帰省が難しいと思った場合は、柔軟に対応すべきでしょう。旅行の手配をしてしまえばキャンセルは難しいものですが、取りやめるのも命を守る方法だと考えるべきです。

何より優先となるのは、自分と周りの命と健康。安全なお盆を過ごせるように準備を行うことが大切です。

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