香典を渡してくれた方には、香典返しを送るのが一般的なマナーです。しかし、近頃は、香典を寄付する方もいます。香典を寄付すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?香典を寄付する場合の注意点はないのでしょうか?この記事では、香典を寄付することについて詳しく解説します。
香典は、葬儀の相互扶助の目的で渡すものです。そのため、葬儀の扶助をしてくださった方に感謝と御礼を込めて、香典返しをします。従って、香典を寄付する場合は、香典を渡してくださった方の理解が欠かせません。
香典を寄付してよいかを聞く必要はありませんが、礼状は出さなければいけません。また、どこの団体に寄付をしたのかを記載して、納得してもらえるような礼状を出しましょう。
拝啓 □□の候 皆様におかれましては益々ご清栄のことと拝察申し上げます。
亡父□□□□儀 葬儀に際しましては、ご懇篤なるご弔詞ならびにご厚志を賜りまして 誠にありがとうございました。お蔭を持ちまして、四十九日の法要を滞りなく相営むことができました
故人様のご遺志により、香典返しに代えて□□□□にご寄付をさせていただきました。故人の遺志を尊重しての寄付ということで 何卒ご了承頂きたくお願い申し上げます。敬具
香典の寄付ができる団体には、どのような団体があるのでしょうか?ここでは、香典の寄付におすすめの団体をご紹介します。
社会福祉協議会は、社会福祉活動を推進している民間組織です。
・誰もが安心して生活を送ることができる住民主体の地域社会づくり
・福祉サービスの発展・充実と、利用者支援体制の整備
・住民の理解と参加の促進による福祉文化の振興
香典返しを寄付することで、上記のような地域社会づくりに貢献できます。
日本骨髄バンクは、白血球をはじめとする血液疾患などのための骨髄移植が必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。寄付した香典は、骨髄移植が必要な患者さんの負担を軽減するために使用されます。
日本赤十字社は、紛争・災害・病気などで苦しむ人々を救うために支援をしている団体です。災害時の被災者救護や新型コロナウイルスなどの感染症拡大防止といった防災・減災に寄付金が役立てられます。
香典の一部、全額を社会福祉団体などに寄付する方が増えています。新型コロナウイルス感染拡大防止などに寄付金が使用されます。社会貢献ができるだけではなく、住民税や所得税の控除が受けられるなどの効果も見込めるので、注目が集まっているのです。
しかし、香典は葬儀費用を相互扶助する目的で渡されたものです。そのため、それを考慮した上で寄付するかを考えてみてください。また、寄付する場合はマナーを守りましょう。
24時間365日対応。いざというタイミングだけではなく、将来の不安解消や、後々の相続のご相談も承ります。
最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。
葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。
私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
お客様を取り巻く様々な状況・ご要望を整理しながら、最適なお別れの形を提案させていただきます。
「頼んでやってよかった。あの人も喜んでいると思う。」
そう言っていただけるよう、私達は、お客様に寄り添いサポートいたします。