1年以内に近親者が亡くなった場合は、祝い事を慎む風習があり、基本的に年賀状を送ることができません。その代わりに、年賀欠礼状(喪中はがき)を送ります。
故人が生前にお世話になった方に対して失礼のないように、正しく理解をして準備をしましょう。この記事では、年賀欠礼状の送り方について分かりやすく解説します。
1年以内に近親者に不幸があったときに、年賀状の交換を辞退する旨を伝える書状です。忌明け(※)の期間を「忌中」、死後1年間を「喪中」としており祝い事を慎みます。
正月行事も行わないため、年賀状が届きそうな相手に対しては、喪中はがきを送ります。相手が年賀状の準備を始める前(11月~12月初旬)に、喪中を知らせるのが一般的なマナーです。12月に身内の不幸があり、喪中はがきを出すのが間に合わない場合は、1月7日を過ぎた頃から「寒中見舞い」を出します。
(※)忌明け:人が亡くなってから49日を「中陰」と呼び、この期間は、7日毎に十王による裁きが行われる。49日目の最期の裁きの日に故人が極楽浄土に行けるか判定が下される。
年賀欠礼状(喪中はがき)の準備を始める際には、文例を参考にすると失敗を防げます。ぜひ、文例を参考にしてみてください。
喪中のため年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
本年八月に父 寿作が九十一歳にて永眠いたしました。
ここに、本年中に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。
明年も変わらぬご交誼のほど宜しくお願い申し上げます。
令和三年 十一月
寒中お見舞い申し上げます。
この度は、お年賀状を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。
実は、病床にありました父 寿作が昨年十一月に他界し、服喪中のためお年賀の挨拶を失礼させていただきました。
連絡が行き届かず、大変失礼しました。
故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに 厳寒の折柄 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
喪中につき、年始のご挨拶をご遠慮させていただきます。
本年九月に、療養中でありました弊社 取締役 田中栄三が永眠いたしました。
ここに、お得意様各位から賜りましたご厚情に深く感謝を申し上げます。
皆様にはご心配をおかけ致しましたが、弊社の業績は順調に推移しております。
今後とも変わらぬご支援ご鞭撻の程お願い申し上げます。
今回は、年賀欠礼状(喪中はがき)の出し方をご紹介しました。故人が生前にお世話になった方に対して、連絡不備が起きないように準備をしてみてください。この記事では、年賀欠礼状の文例をご紹介しました。故人名などを変更すれば、使用できる文例となっています。ぜひ、年賀欠礼状を手配する際にご活用ください。
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最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。
葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。
私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
お客様を取り巻く様々な状況・ご要望を整理しながら、最適なお別れの形を提案させていただきます。
「頼んでやってよかった。あの人も喜んでいると思う。」
そう言っていただけるよう、私達は、お客様に寄り添いサポートいたします。