故人との別れは突然訪れるもので、喪主を務める機会は少ないです。そのため、喪主を務めることになった場合に不安を抱きやすいです。通夜式では、喪主挨拶を行わなければいけないため、緊張が走ることでしょう。しかし、通夜式の挨拶文例を参考にして準備をしておけば安心です。ここでは、通夜式での喪主の挨拶文例をご紹介します。
本日は、お忙しいところ、亡き■■の通夜にご足労いただきまして、誠にありがとうございました。
生前は、格別のご厚情を賜りましたこと、故人も感謝しておりました。故人に代わって、深くお礼を申し上げます。
明日の葬儀・告別式は■■時より■■で行いますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
また、ささやかではございますが、お食事の席を設けておりますので、ご都合の宜しい方は、故人の思い出話など、お聞かせ願えればと存じます。本日は、誠にありがとうございました。
通夜式の挨拶例文をご紹介しましたが、ポイントを押さえることで覚えやすくなります。
故人を偲び、ご遺族の意向を尊重して参列してくださった方には、感謝の気持ちを伝えてください。故人が亡くなった後でも、変わらぬお付き合いをしてもらえるようにお願いします。通夜式は葬儀・告別式ほど厳粛な場ではないため、形式にこだわる必要はありません。気持ちを込めて感謝の気持ちを伝えましょう。
通夜式の閉式の挨拶で忘れてはいけないことが、葬儀・告別式の日程・場所を伝えることです。訃報の知らせでも通達していますが、連絡の抜け落ちなどのトラブルが起きないように、再度お知らせをしておきましょう。
通夜式では、忌み言葉の使用を控えてください。忌み言葉とは、不幸が続くことを連想させる言葉をいいます。「たびたび」「重ね重ね」などの重ね言葉や「四」「九」などの死を連想させる不吉な言葉は使用を控えてください。忌み言葉を避けるのは、大切なマナーです。
せっかく、事前準備した喪主挨拶で忌み言葉を使用してしまうと、参列者に不快感を与えてしまったり、恥をかいてしまったりするため気をつけましょう。
通夜式で喪主を務めることになった場合は、挨拶ができるか不安になるものです。しかし、挨拶例文を参考にして準備をしておけば、参列者へ気持ちを伝えることに集中できるはずです。
喪主を務める機会は、人生で何度も訪れるものではありません。誰でも緊張して当然です。挨拶文例を使用して事前準備をすれば、誰でもきちんとしたい挨拶が行えます。ぜひ、この記事で紹介した挨拶例文を参考にしてみてください。