新型コロナウイルス感染拡大の影響は、葬儀にも影響を及ぼしています。故人との別れは突然訪れるため、どのようにお通夜を進行していけば良いか分からないと悩む方も多いです。とくに、コロナ禍でのお通夜の進行方法を知りたいという方は増えています。
実際に、どのように進行していけば良いのでしょうか?この記事では、コロナ禍のお通夜の進行例をご紹介します。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、お通夜の進行方法も変わってきています。故人を偲ぶ気持ちで弔問してくれた方に迷惑がかからぬよう、コロナ禍のお通夜の進行例を把握した上で進めていきましょう。また、ご高齢の弔問客の安全に配慮する必要があります。従って、コロナ禍の儀式は、普段以上に気を遣う必要があることを自覚しておきましょう。
・下準備
受付事務関連の準備や返礼品の確保、葬儀会場の確認だけではなく、コロナ感染症対策を行います。窓や扉を開けて換気をしたり、受付や玄関正面にアルコール消毒を設置したりしましょう。また、葬儀社の方が事前準備してくれていますが、気になる箇所はアルコール消毒をしておきましょう。
・受付開始
弔問客の受付を行います。受付の役割は、香典を受け取って記帳してもらうことですが、手指のアルコール消毒に協力してもらうように呼びかけましょう。ウイルスは人の手を介して感染していくため、手洗いだけでは落とし切れないウイルスや細菌を除去する必要があります。
・着席
葬儀10分前には、着席をします。コロナ禍のお通夜では、ソーシャルディスタンスを守り、2mの距離を空けて着席します。(※万全のコロナ感染症対策を希望される方は、広めの式場を予約するのも1つの選択肢です。)
・僧侶入場
地域や宗教によって異なりますが、僧侶入場は起立をして迎えるなどのしきたりがあります。司会者の指示に従って、僧侶を迎え入れましょう。
・読経
僧侶が着席したら、30分~40分程度の読経が始まります。読経中は、会話を慎んでください。
・焼香
読経が始まったら、焼香の案内があります。焼香の順番は、ご遺族・親族・弔問客です。前方に座っている方から順番に焼香をしていきます。コロナ感染症対策として焼香時にも、2mの距離を空けてください。
・法話・説教
読経・焼香が終わったら、法話があります。仏教の教えを分かりやすく話してくれます。
・僧侶退場
法話が終わったら、僧侶が退場します。入場時と同様の方法で、僧侶をお見送りしましょう。
・喪主挨拶
儀式の終わりと通夜振る舞いへの誘導のため、喪主挨拶が行われます。
・通夜振る舞い
故人を偲びながら、通夜振る舞いを召し上がります。コロナ禍では、会話を慎むようにしましょう。また、長居をしないなどがコロナ感染症対策として推奨されています。