一日葬

一日葬の費用相場は?

一日葬の費用相場は

一日葬はお通夜を行わず、告別式から火葬までを1日ですべて執り行う葬儀形式で、「ワンデーセレモニー」と呼ばれることもあります。通夜は儀式としては行いませんが、法律で亡くなられてから24時間以内に火葬することはできませんので、最初の日の夜は自宅や安置所で身内だけで故人と過ごす形になります。

通常は2日間行われる葬儀を1日で済ませられることから、出費と時間の節約といった観点からも人気が出ています。このページでは、「一日葬にかかる費用の相場がいくらか」という点について解説します。

一日葬の費用相場

一般的な葬儀費用は全国平均で約200万円ほどですが、一日葬の費用の相場はいくらになるのでしょうか?まずは、参列者20名の一日葬の費用目安を紹介します。

一日葬の費用目安(参列者20名)
葬儀本体費用 50万円
飲食接待費 2万円(1000円×20名)
寺院費用 10万円
一日葬の合計費用 約60万円

通常の葬儀は火葬の前日に行われる通夜と当日に行われる告別式の2日間にわたって行われますが、一日葬は通夜を省略し火葬当日に行われる告別式のみを行います。通夜が行われない、精進落としが省略されるなどの特徴があるため、その分の費用などがかからなくなります。

通常の葬儀の費用は全国平均で約190万円ですが、一日葬の場合は60万円が相場となっています。家族葬でも費用は100万円程度かかるので、一日葬は、さまざまな葬儀形式の中でも費用負担は低い葬儀形式といえるでしょう。

また、通常の葬儀では遠方から参列される方の宿泊代を負担したり、宿泊されずに帰った親族の交通費を負担する場合は2日分の交通費をまとめてお渡しすることになります。しかし一日葬の場合は、参列するのが1日だけになるのでお渡しする交通費の負担も少なくなります。

一日葬の費用内訳

一日葬でかかる費用、以下の3つ費用です。このページでは、それぞれの費用について詳しく見ていきます。

  • 葬儀本体費用
  • 飲食接待費
  • 寺院費用

葬儀本体費用

葬儀本体費用とは、病院などへの遺体のお迎え・搬送、お通夜、葬儀、告別式、火葬など、一日葬の基本的な流れを進めるために必要な物品や人、場所などにかかる費用です。一日葬の場合には、葬儀本体費用は平均で50万円程かかります。

斎場の使用料は、一般葬や家族葬では通夜と告別式で使用するため2日分かかりますが、一日葬では通夜で斎場を使用せず1日のみの使用ですので、使用料金は通常の葬儀と比較すると安くなります。しかし、1日のみの利用だからといっても必ずしも会場使用料が半額なるとは限りません。半額にならない理由は、告別式は火葬当日の朝早くから行われることが多く、前の日から準備をする必要がある場合もあるためです。

飲食接待費

一般葬と比較したときに、最も大幅に違いが出てくる費用が飲食接待費です。一般的に飲食接待費用がかかるのは、通夜で用意する通夜振る舞い、告別式で用意する精進落とし、参列者にお渡しする返礼品、になります。

一日葬では、通夜振る舞い・精進落としを用意しないケースが多いため、その分の飲食接待費がかかりません。また、告別式に参列された方には返礼品を渡しますが、通夜の分の返礼品を考えなくてもいいので、単純に返礼品の金額は半分になります。

一日葬への参列者が20名、返礼品が1つ1,000円の場合であれば、飲食接待費は20,000円で済むことになります。飲食接待費は通常の葬儀では、50万円前後かかることもありますので、一日葬では大幅に費用を抑えることができます。

寺院に支払うお布施

一日葬では、寺院に支払うお布施についても、通常の葬儀よりも少なくなることが多いです。

通夜と告別式の2回読経を行ってもらうのではなく、僧侶を呼ぶのは告別式のみになりますのでお布施の金額も通常の葬儀よりも少なくなります。通常の葬儀でのお布施の相場は20万円程ですが、一日葬の場合には10万円程が目安となります。ただ、お布施の金額というものは明確に決まっているものではありませんので、通常の葬儀と同じくらいの金額を用意することもあります。

また、WEB上では定額制の僧侶派遣サービスを取り扱っているところもあるため、費用を事前にわかった上でお願いしたい方にはそのようなサービスを利用することをおすすめします。

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一日葬の費用を安く抑えるポイント

一日葬は、通常の葬儀を1日で行うという新しいスタイルの葬儀ですので、どのような葬儀にするかはある程度自由に決めることができます。ここでは、一日葬の費用を安く抑えるポイントを紹介します。

セット料金の一日葬プランを利用する

インターネットで検索すると、定額制のセット料金になっている葬儀サービスがあります。セット料金になっている一日葬は、病院などで紹介される葬儀社に依頼した場合の葬儀費用よりも大幅に料金が安いことから、多くの方が利用者しているサービスとなっています。

葬儀本体の費用を抑えられるだけではなくて、僧侶の定額制サービスなども行っていることからお布施などの寺院費用についても追加料金が発生しづらく、安く抑えることができます。

しっかりとした一日葬を執り行いつつ、費用も抑えたいというように考えている方にはこのようなサービスを利用することをおすすめします。まずは、一度資料請求やコールセンターへ相談をしてみるといいでしょう。

多くの葬儀社から一日葬の見積もりをとる

一日葬を行うために、複数の葬儀社に見積もりを依頼すると、安い葬儀社と高い葬儀社での費用の差額は50万円から100万円ほどあるような場合もあります。

また、一日葬の見積もりを取った後は、葬儀社にこれ以外にかかる費用がないかどうかの確認をとるようにしましょう。見積もりに記載されている費用以外に費用がかかってしまい、想定していないような金額になってしまったというケースもありますので、最終的にかかる費用が総額でいくらなのか、しっかりと教えてくれる葬儀社を選ぶようにしましょう。

しかし、故人との別れは突然起きるものですので、葬儀の準備をする時間がなく、多くの葬儀社に見積もりを取ることが難しいケースも多いでしょう。そのため、お急ぎの方で適正価格で一日葬をしたいと考えている方は、先ほど紹介したような定額プランを利用するといいでしょう。

不要な項目の費用を削る

これは一日葬の定額プランを選んだ場合には使えない方法ですが、葬儀社に見積もりを依頼して相場よりも高い金額だった場合には、不要な項目を削ってもらうという方法があります。葬儀費用を抑えるために、チェックしたい項目の例としては次の項目が挙げられます。

飲食代

通夜や告別式の後には会食の席を設けて故人を偲ぶのが慣例ですが、一日葬の場合には料理を用意することは少ないため、飲食代が高額になっている場合には削ることができるでしょう。

返礼品

返礼品とは、参列や香典に対する感謝を込めて、参列者にお渡しする品物のことをいい、返礼品には通夜返礼品・会葬返礼品・香典返しの3つがあります。一般葬の場合は、弔問者に後日、香典返しをしなければなれず、弔問者数に応じて費用が増減することになります。

一方、一日葬の場合は、通夜がないので通夜返礼品が不要であったり、参列者によりますが会葬返礼品・香典返しの用意が不要であったりするケースもありますです。返礼品が必要かどうかは、葬儀社の担当者に相談してみるといいでしょう。

式場代

一日葬の式場代は、式場の大きさによっても変動してきます。一日葬の場合は親しい人のみを呼んで葬儀を行うので、小さな式場を選ぶことで葬儀費用を安く抑えることができます。

スタッフの人件費

葬儀費用には葬儀社のスタッフの人件費が含まれています。司会やお焼香の案内などを行ってくれますが、一日葬の場合は司会などは不要というケースもあるでしょう。また、そもそも葬儀の日数が1日になるため、通常の葬儀と比べるとスタッフの人件費は少なくて済むはずです。

費用を抑えたい場合には、本当にそれだけの人数のスタッフを用意する必要があるのかどうかについて葬儀社に相談してみるといいでしょう。

祭壇・棺

祭壇・棺は、喪主の希望で決められますが、豪華な飾りつけなどを行わずに、簡素な祭壇・棺でも構わないという方もいるでしょう。そのような場合には、祭壇などに使うお花の量を減らすなどすることで、一日葬の費用を安く抑えることができます。

葬儀費用の補助金を確認する

一日葬の費用負担を抑えるためには、葬儀社に支払う費用を見直すだけではなく補助金を利用して実質の負担額を減らすという方法もありますので、補助金制度が利用できるか確認してみましょう。葬儀費用の補助制度の種類は大きく3つのタイプに分類されます。補助金適用の申請期間は、死亡日から2年間で、市区町村で手続きを行うことができます。

葬祭費給付金制度

故人が、国民健康保険もしくは後期高齢者医療制度に加入をしていた場合に適用される補助金です。保険証の返却などの手続きが必要になりますが、対象者の葬祭を行った場合に補助金を受け取ることができます。葬祭費給付金制度は、各自治体によって異なりますが、平均的な補助金額は3万円~7万円となります。

埋葬料給付金制度

故人が国民健康保険以外の医療保険に加入をしている場合で、被扶養者または被保険者が給付を受ける場合に適応される制度です。埋葬料給付金制度の補助金額は5万円です。

埋葬費給付金制度

故人が国民健康保険以外の医療保険に入っている場合に適応されて、その他の制度に当てはまる受取人がいないことが条件となります。埋葬日給付金制度の補助金額は5万円です。

一日葬と家族葬の費用比較

一日葬と家族葬は、どちらも参列者を30名以下の親しい人に絞りゆっくりとお別れを行う葬儀スタイルとなります。しかし、家族葬は一般的な葬儀の流れと同様の流れで葬儀を進めるのに対して、一日葬ではお通夜を省略するという特徴があり費用にも差が出てきます。 下の表では一日葬と家族葬の費用相場を比較しています。

一日葬と家族葬の費用比較(参列者20名)
  一日葬 家族葬
葬儀本体費用 50万円 70万円
飲食接待費 2万円 12万円
寺院費用 10万円 20万円
合計費用 約60万円 約100万円

このように、一日葬と家族葬の費用を比較すると、一日葬を選ぶことで大きく費用を抑えることができる場合もあるいえるでしょう。家族葬の費用相場について詳しく知りたい方は下の関連記事をぜひ参考にしてください。

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一日葬の費用を考えるときの注意点

故人とのお別れが親しい人々とゆっくりとできる、費用が節約できる、肉体的な負担も軽減される、などが一日葬のメリットです。しかし一日葬の葬儀費用を考えるときには、以下のような点に十分に注意する必要があります。

  • 自己負担金額が増える可能性がある
  • 基本プランの内容は葬儀社によって異なる

自己負担金額が増える可能性がある

葬儀を小規模にして一日葬・家族葬などの葬儀を行った場合は、通常の葬儀と比べて香典の収入が少なくなります。実際、通常の葬儀は一日葬と比べると葬儀費用は多くかかりますが、参列者から受け取ることができる香典の金額も多いので、遺族が実質的に負担する金額はそれほど多くないこともあります。

しかし、家族葬や一日葬のように小規模で参列者を限定した葬儀の場合は、香典収入は少なくなりますので、遺族の金銭負担の割合は高くなります。そのため、家族葬や一般葬であっても、一般葬とそれほど負担金は変わらなかったということも多いです。

「一日葬」の内容は葬儀社によって異なる

一日葬の基本プランの内容は葬儀社によって大きく異なります。葬儀社にはとても安い基本プランが用意されていますが、料金を安く見せるために、含まれている項目を極端に少なくしていることもあります。一見とても安い料金を出している葬儀社を選んだら、多額の追加費用がかかって結果的に葬儀費用が高くついてしまうというトラブルも多くあります。

そのため、定額制のセットプランを利用することや、見積もりを出してもらい追加料金を事前にしっかりと確認しておくことが重要になります。

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最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。

葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。

私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
お客様を取り巻く様々な状況・ご要望を整理しながら、最適なお別れの形を提案させていただきます。

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