会社の代表が亡くなった場合は、社内外に大きな混乱や不安をもたらすことがあるため、関係各所へ社葬の案内をし、明らかにする必要があります。社葬の連絡を受けたら、どのような流れになるのでしょうか?葬儀マナーはあるのでしょうか?この記事では、社葬の参列方法についてわかりやすく解説します。
社葬の参列の準備方法は、以下の通りです。
社葬の案内状・電話・メールを受け取ったら、社葬の詳細情報を確認してください。
【社葬の詳細情報】
・いつ死亡したのか
・誰が亡くなったのか
・葬儀の日時と会場
・葬儀委員長の連絡先
・葬儀担当の葬儀社
・香典・供物・供花を送ってもよいか
※故人と関係が深かった場合は駆けつけて、詳細情報を尋ねて問題ありません。
社葬の詳細情報を聞いたら、参列者の人選をしましょう。
・誰が参列するか
・何人参列するか
可能な限り、故人様と同等の役職者が参列するようにしましょう。同等以上の役職者が参列すれば、故人の功績に対する敬意を示せます。また、故人様と親交があった方は参列して良いかを確認して、参列するとよいでしょう。
葬儀へ参列するための準備をします。
・喪服
社葬に参列する場合は、男女共にブラックフォーマルの喪服を着ます。
・持ち物
社葬に参列するための以下の持ち物を準備しましょう。
1. カバン
2. 数珠
3. 香典
4. 袱紗
5. ハンカチ
6. 名刺
社葬の葬儀費用は会社が負担しており、喪主に香典を渡すと税務処理が複雑化します。そのため、社葬では香典辞退しているケースが多いです。そのため、香典辞退していないかを確認した上で準備しましょう。香典の平均費用相場は3~5万円です。
また、代表の代理で社葬に参列する場合は、代表の名刺を1枚持っていきます。
・弔辞
弔辞を頼まれたら基本的に断ってはいけません。「この人にお願いしたい」と考えて依頼してくれるため、引き受けるようにしましょう。弔辞は1,000文字程度を目安に書きます。故人様とのエピソードや人柄が伝わる弔辞を用意しましょう。
10:30 | 受付開始 |
11:00 | 参列者入場 |
11:25 | 葬儀委員長・喪主入場 |
11:28 | 僧侶入場 |
11:30 | 開式の挨拶 |
11:31 | 僧侶読経 |
11:45 | 弔辞 |
12:00 | 弔電 |
12:02 | 葬儀委員長 挨拶 |
12:05 | 焼香 |
13:00 | 出棺 |
13:30 | 閉式の挨拶 |
次に、社葬へ参列する場合の葬儀マナーをご紹介します。
社葬では仕事で付き合いのある方達が参列しています。そのため、仕事の話をしたくなるものですが控えましょう。参列者同士で名刺交換をしてはいけません。厳粛な場のため、仕事の話は葬儀の場以外で行いましょう。
喪服を着用して社葬に参列をしてください。社葬へ参列する方は会社の代表となります。そのため、ふさわしい服装で参列しましょう。マナー違反をすると、参列者だけではなく会社へのイメージも悪くなるので注意しましょう。
弔辞を依頼されたら、引き受けてください。弔辞を断るのはマナー違反となります。また、葬儀の手伝いでできることがないかを尋ねましょう。気配りを見せて感謝の気持ちを示す姿勢が大切です。
会社の代表がお亡くなりになったら、仕事に大きな影響が出ます。そのため、仕事関係者に訃報を知らせる目的で社葬が行われます。社葬の連絡を受けたら、参列のための準備を入念にしましょう。
社葬の参列者は会社の代表として出席していることになります。恥をかかないためにも、社葬のマナーをよく覚えておきましょう。