妊婦は葬儀の参列をしてもよい？参列を控えた方がよい場合とは？

妊娠期間中に大切な人の訃報を聞く場合もあるでしょう。このような場合は、葬儀に参列すべきなのでしょうか？参列を控えた方がよいのでしょうか？この記事では、妊婦の葬儀の参列についてわかりやすく解説します。

妊婦は葬儀の参列をしてもよい？

結論から説明すると、妊婦でも葬儀に参列して問題ありません。故人様を大切に想う気持ちがある場合は、葬儀に参列をして最後のお別れをしておきましょう。

しかし、後述しますが体調が優れない場合は無理をせずに、葬儀の参列を辞退してください。

補足：葬儀の参列に不安がある場合の対処法

葬儀に参列をしたいけれど不安に感じる方は、かかりつけ医に相談をしてみてください。式の途中で体調を崩す恐れはないかを確認してみましょう。

また、葬儀に招かれた場合は、現在妊娠中である事実をお伝えしておくと安心です。気を遣ってくれて、出入り口に近い席を空けておいてくれるでしょう。

妊婦が葬儀の参列を控えた方がよい場合

妊婦でも葬儀の参列をして構いませんが、以下に該当する場合は参列辞退を検討しましょう。

体調を崩しやすい方

妊娠中の方で吐き気など体調を崩しやすい方は、葬儀に参列するのは控えましょう。葬儀は、長時間同じ姿勢でいます。また、冷暖房が効いた施設内で行われるため、身体が冷えやすいです。そのため、式の最中に体調不良になるかもしれません。

また、線香のニオイで体調を崩す妊婦も多いため気をつけてください。

周囲に気を遣わせたくない方

葬儀の参列者は、妊娠中の方に配慮をしてくれるでしょう。体調を崩さないかと気を配ってくれるはずです。

しかし、葬儀中に周囲に気を遣わせたくないと思う方もいるでしょう。このような気持ちを抱きやすい方は、参列辞退をした方がよいでしょう。

地域に迷信がある

地域によっては、妊婦の葬儀の参列はよくないと定められています。

・妊婦が葬儀に参列すると胎児が霊に憑りつかれる
・赤ん坊が黄泉の国に連れて行かれる
・赤ん坊にあざができる

迷信を信じている参列者は妊婦の参列に困惑してしまうかもしれません。そのため、地域の迷信がある場合は参列を控えましょう。

妊婦の葬儀の参列に関するよくある質問

次に妊婦の葬儀の参列に関するよくある質問をご紹介します。

Q.どのような服装で葬儀に参列すべきですか？

通常通り、喪服を着用して葬儀へ参列しましょう。しかし、妊娠期間によっては通常の喪服が着用できない恐れがあります。このような場合は、黒色のワンピースを着用して葬儀に参列をしましょう。喪服の代わりになる黒色のワンピースをお持ちでない場合は、喪服のレンタルがおすすめです。

Q.葬儀に参列しない場合の対処方法は？

葬儀に参列しない場合は、弔電を打って哀悼の気持ちを表しましょう。葬儀に参列をしなくても、故人を弔うことはできます。また、日を改めて弔問してもよいでしょう。

Q.コロナ禍で行われる葬儀に参列してもよい？

コロナ禍でも葬儀は行われます。生前にお世話になった故人様に対して最後のお別れをしたい場合は、コロナ感染症対策と体調管理をすれば葬儀に参列できます。

しかし、多くの方が集まる葬儀でコロナ感染リスクは高くなるため、体調を考慮した上で参列すべきか慎重に考えましょう。

妊婦の葬儀の参列は体調を重視しましょう

妊婦の方が葬儀に招かれたら、最初にご自身の体調を重視しましょう。その上で、故人様と最期のお別れをしに行くか検討してみてください。あまり無理をしてはいけません。

葬儀の参列辞退をしても、弔電を送ったり後日弔問をしたりなどの方法があります。そのため、ご自身の体調を重視した上で、どうすべきかを考えてくださいね。