離婚した相手の訃報を聞いたとき「子供が葬儀の喪主を務めなければいけないのか?」と不安が募るものです。このような場合は、誰が葬儀の喪主を務めるべきなのでしょうか?
この記事では、離婚相手の葬儀の喪主の選び方についてわかりやすく解説します。
結論から説明すると、葬儀の喪主は誰が務めても問題ありません。
一般的には「配偶者」「子供」「兄弟」という順番で喪主を務めます。離婚すれば相手とは他人なため、離婚相手が喪主を務める必要はありません。
また、親子の関係性により、子供が喪主を務めるべきかが変わります。親子の関係が希薄な場合は、葬儀の喪主を断っても問題ありません。
喪主は、親戚や知人、代理人が務めても問題ないので気にしないようにしましょう。
離婚相手の葬儀の喪主に関するよくある質問をご紹介します。
繰り返しになりますが、親子関係により喪主を務めるべきかが変わります。親子関係が希薄な場合は葬儀の喪主を務める必要はありません。精神的負担が重く感じる場合は、喪主を拒否してください。
離婚した親に誰も身寄りがいない場合は、行政が法律に基づき対処します。故人様の財産を確認して、それらの財産で葬儀を行ってくれます。そのため、子供が責任を感じる必要はありません。
離婚相手の葬儀に招かれたら、可能な限り参列をしましょう。ご遺族や親族の意向を汲み取ってあげてください。しかし、精神的な負担になる場合は参列辞退して構いません。
注意点は子供は遺産の相続人になるということです。葬儀の参列を辞退しておきながら、遺産協議に参加をすると不快に思われてしまいかねません。そのため、相手のご遺族や親族の意向を汲んだ方がよいでしょう。
離婚相手の葬儀の喪主は、相手との関係性により務めるべきかが異なります。離婚後に接点を持っていない場合は、喪主を無理に務める必要はありません。
また、葬儀の参列が精神的負担になる場合は参列辞退もできます。しかし、離婚相手の子供に該当する場合は、葬儀の後の遺産分割協議に出席しなければいけません。遺産分割で揉めないためにも、親の訃報を聞いたら、ご遺族や親族の意向を尊重したり、よく話し合ったりしましょう。