「葬儀難民」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?新型コロナウイルス感染拡大により火葬場にガイドラインが設けられました。
その結果、火葬場の予約が取れないという問題が出てきて、大切な家族のご葬儀をすぐにあげられないという「葬儀難民」が続出しているのです。一体、どういうことでしょうか?この記事では、葬儀難民が急増している理由について詳しく解説します。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、葬儀にも影響を及ぼしています。コロナ感染で死亡した遺体による接触感染が発生しないように火葬場にガイドラインが定められたのです。
火葬場の会葬者がすれ違わないように経路を確保しなければならず、従来のような火葬場の運営が難しくなったのです。その結果、火葬場の予約まで最長1週間待ちという方が増えてきています。
火葬場の予約が取れなければ、葬儀も行えません。その結果「葬儀難民」と呼ばれる方が増えているのです。
コロナ感染で大切な母親を亡くした方は、ご臨終後に葬儀をあげられないことに驚いたといいます。
火葬場の予約が取れずに、1週間も遺体を安置していたのです。その際に「早く成仏させてあげたい」と感じたと想いを明かしてくれました。遺体を安置し続けると腐敗してしまいます。生前の姿のまま旅立って欲しいと願う方がいても当然です。
葬儀難民となった体験者は「あの世ではコロナがないことを祈りたいです」と述べていました。
コロナ禍で葬儀難民になった場合でも、満足度の高い葬儀を行うにはどうしたらよいのでしょうか?ここでは、コロナ禍で葬儀難民になった場合の対処法について解説します。
火葬場の予約が取れたら、すぐに葬儀が行えるように事前打ち合わせをしておきましょう。葬儀のプランを検討するだけでも時間がかかるものです。そのため、事前打ち合わせをしておき、日程調整だけすればよい状態にしておきましょう。
このような葬儀難民が続出する中で「骨葬」を検討する方も増えています。骨葬とは、祭壇に「遺骨」「位牌」「遺影写真」を飾って葬儀を行うことをいいます。故人様の顔を見ながらお別れすることはできませんが、都合が良い日に葬儀があげられる葬儀形式です。
コロナ禍で火葬場にガイドラインが定められたため、予約が取りづらくなっています。火葬場によって異なりますが、一般枠とコロナ枠の時間帯を設けている火葬場もあるようです。このような運営体制の変更により葬儀難民が続出しています。
葬儀難民になっても大切な家族のために落ち着いて対処できるように、どのような対策方法があるかを把握しておきましょう。