新型コロナウイルス感染拡大数が続き、東京では2021年8月18日~21日の4日間連続で感染者数が5,000人を超えました。重症患者数も東京都だけで270人を超え、過去最多を記録しています。新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、火葬場が逼迫。従来のように、すぐに葬儀を手配できなくなりました。
「大切なご家族が亡くなっても成仏させてあげられない…」と困惑するご遺族が増えているのです。
また、気をつけなければいけないのは、冬場に逼迫するということです。この記事では、コロナ禍における火葬場の事情について分かりやすく解説します。落ち着いて行動できるように知識を蓄えておきましょう。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、火葬場にも影響を及ぼしています。火葬場が逼迫をして、予約が取りづらくなっているのです。火葬場は最長で1週間ほど待ちの状況となっています。火葬場の予約が取れないと起こる問題を把握しておきましょう。
一般的に、葬儀は下記の流れで行われます。
1日目 | ご臨終→ご遺体搬送→安置→葬儀会社と打ち合わせ |
2日目 | 納棺→式場へ移動→通夜式 |
3日目 | 告別式→出棺→火葬→精神落とし→収骨 |
そのため、喪主や僧侶の方の都合だけではなく、火葬場が空いている日に合わせて葬儀日程を決めなければいけません。
火葬場の予約が取れなければ、葬儀をあげることができないのです。従来通りに進まない流れに、ご遺族の方は戸惑ってしまうことでしょう。
コロナ禍の火葬場は最長で1週間ほど待ちの状況だと説明しました。なぜ、このような問題が起きているのでしょうか?次に、コロナ禍で火葬場が逼迫する原因について解説します。
国が推奨しているガイドラインには「感染拡大防止の観点から、火葬場等を使用している他の会葬者と動線が重ならないようにしてください。」と記載がされています。そのため、火葬場は会葬者同士の密を避けた動線で運営をしなければいけないのです。
このような理由により対応できる件数が減っており、火葬場の予約が取りづらくなっているのです。
コロナ感染で亡くなった場合は、ご遺族が濃厚接触者に該当していることも珍しくありません。このようなリスクを回避するために、一般枠とコロナ枠に分けて運営している火葬場も出てきました。一般枠が減少したため、従来よりも予約が取りづらくなっているのです。
厚生労働省の発表によると、国内の死者数が増加するのは冬です。
冬はインフルエンザが流行することも死者数が増加する要因でありますが、血圧への影響が多いようです。冬場のお風呂によるヒートショック(暖かい場所から寒い場所へ移動することで血圧が大きく変化することによる健康障害)による死亡件数が多くなります。そのため、冬に向けて火葬場は予約が取りづらくなることを理解しておかなければいけません。
火葬場の予約が取れなくて、葬儀が行えずに戸惑うこともあるでしょう。大切な家族には、手厚い供養をしてあげたいものです。そのためにご遺族ができることは「エンバーミング処置」です。
エンバーミング処置とは、御遺体の腐敗を遅らせる処置になります。1週間程度、葬儀日程が延期となっても、生前の姿のような状態で保存しておくことができます。そのため、「参列者の方には、最後に故人様の顔を見て別れを伝えて欲しい…」とお考えの方は、エンバーミング処置を行うとよいでしょう。
コロナ禍で火葬場の予約が取れないという問題がニュースで取り上げられています。しかし、この問題が深刻化するのは「冬」です。冬に向けて、火葬場の予約は取りづらくなってくるでしょう。このような背景を事前に把握しておけば、落ち着いて行動ができるはずです。
24時間365日対応。いざというタイミングだけではなく、将来の不安解消や、後々の相続のご相談も承ります。
最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。
葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。
私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
お客様を取り巻く様々な状況・ご要望を整理しながら、最適なお別れの形を提案させていただきます。
「頼んでやってよかった。あの人も喜んでいると思う。」
そう言っていただけるよう、私達は、お客様に寄り添いサポートいたします。