ご近所の方が家族葬を行うことを聞いたら、香典は渡すべきなのでしょうか?このような疑問を抱える方は多いです。実際に、家族葬を行った近所の方へ香典を渡すものなのでしょうか?この記事では、これらの疑問に関して回答していきます。
家族葬を行う場合は、一般的に「香典辞退」しています。訃報の知らせに「香典辞退」と記載されていた場合は、香典を渡すのを控えてください。ご遺族は故人様とゆっくりと過ごすために香典辞退をしているのです。
しかし、香典を渡してしまうと香典返しの手配をしなければいけません。このような手配を省略するために、香典辞退をしています。そのため、ご遺族の意向を尊重するようにしましょう。
家族葬を行った近所の方へ弔意を表したいと思う方もいるかもしれません。そのような場合は、次のような方法で弔意を表せます。
故人様が好きだった箱菓子や果物などを送りましょう。供物の費用相場は5,000円~20,000円程度です。
家族葬を行ったご遺族の元には、たくさんの供物が届いています。これらを一度に処理するのは大変です。従って、供物を送る場合は日持ちするものを選びましょう。
また、箱菓子を送る場合は個包装されているものが分けやすくて喜ばれます。
(※供物を辞退されている場合は送るのを控えてください。もしくは、5,000円程度の供物を送って、返礼品は不要であることを伝えましょう。)
弔意を表すために供花を送ることもできます。供花の費用相場は5,000円~20,000円です。白菊、ユリ、カーネーション、黄菊、胡蝶蘭など白い花を送りましょう。
家族葬を行う前に訃報を聞いた場合には、弔電を打つこともできます。弔電を打つ場合は、家族葬の開式前に式場に届くように手配をしましょう。電報サービスを利用すれば、複数の弔電テンプレートから好きな文例を選べます。
故人様に挨拶をしたい場合は、ご遺族の日程をお伺いして後日弔問をしましょう。
しかし、葬儀の前後は慌ただしくしているものです。そのため、家族葬を終えてから1週間後、1ヵ月以内に弔問するようにしましょう。
遠方に住んでいて弔問が難しい場合は、お悔やみの手紙を送ることで弔意を表せます。
また、ご遺族の方と家族ぐるみをしていた場合は、電話でお悔やみの言葉を述べてもよいでしょう。気にかけることで、ご遺族の悲しみが癒せます。
家族葬では、香典辞退していることが多いです。そのため、香典を渡す必要はありません。
しかし、生前にお世話になった方に弔意を示したくなることでしょう。そのような場合は、供物や供花を送ったり、弔電を打ったりして弔意を示せます。そのため、故人様やご遺族様の意向を汲み取った上で感謝の気持ちを表しましょう。