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火葬場の待ち状況が深刻化。コロナ禍で東京や神コロナ禍で東京や神奈川で起きている問題とは?10日間程待つケースも

火葬場の待ち状況が深刻化。コロナ禍で東京や神コロナ禍で東京や神奈川で起きている問題とは?10日間程待つケースも

東京や神奈川(横浜)の火葬場は予約が取れないと深刻な問題になっています。

ニュース番組でも取り上げられていますが、火葬場で混雑する要因とは何なのでしょうか?火葬場の予約を取るための対処法はないのでしょうか?

この記事では、火葬場の待ち状況の実態について分かりやすく解説します。

火葬場の待ち状況は混雑時は10日間ほど

東京や神奈川(横浜)では、火葬場の予約が混雑しており、混雑時は10日間ほど待たなければいけません。

葬儀までの期間が伸びてしまうと、遺体の安置期間が長くなります。すると、安置施設やドライアイスの利用料が発生します。また、必要に応じてエンバーミング処置をしなければいけません。その結果、葬儀費用が跳ね上がってしまう問題も出てきました。

このように、火葬場の混雑状況は深刻な問題となっているのです。

火葬場待ちの実態

東京や神奈川の火葬場が混雑していると説明しましたが、なぜ、このような状態になっているのでしょうか?次に、火葬場待ちの実態について詳しく解説します。

高齢者人口の増加

日本は少子高齢社会であり、4人に1人が高齢者となっています。年間死亡者数は、約138万人と増加していることが、火葬場の混雑に直結しています。

また、都心に人口が集中していることも火葬場の混雑の要因です。

時期的な要因

繁忙期(冬季)・年末年始・お盆・友引前後などは非常に混雑します。また、友引の営業は地方か都心かは関係なく、自治体や火葬場運営主体の方針によりそれぞれ異なります。全国の約8割程度の火葬場が友引は休館となっています。

コロナ感染者の火葬

コロナ感染症で亡くなった場合は感染症拡大を防止するため、24時間以内の火葬が推奨されています。

また、火葬場でも感染症対策をしなければならず、施設に新たなルールが設けられています。コロナ感染症でお亡くなりになられた方の専用ルートが設けられていることもあるようです。その結果、コロナ感染症以外で亡くなられた方の火葬を行うことが難しくなってきているのです。

施設の統廃合

東京や神奈川(横浜)では、火葬場の混雑状況を改善するために火葬場の建設が検討されています。

しかし、近隣住民の方から火葬場の建設に反対されるなど、スムーズに火葬場建設が進まない現状です。施設の統廃合も起きていて、このような問題も、火葬場の混雑に少なからず影響を与えていることは間違いありません。

火葬場の混雑状況の対処方法

混雑時の火葬場の待ち時間は、深刻な問題となっています。事前とご逝去後とでは対処方法は変わります。以下のような方法があげられます。

事前(生前において)

・葬儀社を先に決めておく

葬儀プランは打合せのタイミングや親族都合で頻繁に変わるため、事前に決めるのは特に重要ではありません。むしろ決めすぎないほうが良いでしょう。

ご逝去後

・希望日程を早い段階で葬儀社に伝えておくこと
・菩提寺がある場合は訃報をいち早く知らせて先方のスケジュールを確認しておくこと
・葬儀社との打合せの段階で、親族・菩提寺・火葬場の空き状況を照らし合わせて速やかに最短日程にて予約を取ってもらうこと

火葬場の予約は通常、葬儀社を通じて行わなければなりません。事前(生前)の段階でできることとしては「葬儀社を決めておくこと」。こちらが重要になってきます。事前準備をしておき、火葬場の空きが出たら速やかに予約できるようにしておきましょう。

また、よく勘違いされがちなのですが、事前の段階やご逝去直後に日程が決まることはありえません。関係各位および斎場のスケジュール調整が必要なため、葬儀日程はご逝去後の打合せ段階で初めて確定します。

火葬場の待ち時間は深刻な問題に

東京や神奈川(横浜)の火葬場の混雑状況は深刻な問題となっています。火葬場の待ち時間は混雑時は10日間ほどです。葬儀までの日数が伸びるほど、葬儀費用も高額になります。そのため、火葬場の空きが出たら予約ができるような体制を整えておきましょう。

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