葬儀のマナー

葬儀にピアスやイヤリングはOK?アクセサリーを着ける場合のマナー

葬儀にピアスやイヤリングはOK?アクセサリーを着ける場合のマナー

葬儀にピアスやイヤリングを着けていいのか悩む女性がいます。実際に、アクセサリーを着けてよいのでしょうか?

この記事では、葬儀でピアスやイヤリングを着ける場合の注意点について分かりやすく解説します。ぜひ、葬儀に参列する予定がある方は参考にしてみてください。

葬儀にピアスやイヤリングはOK?

結論から説明すると、葬儀にピアスやイヤリングを着けられます。

葬祭に適したジュエリーとして知られているのが真珠です。真珠は「涙の雫」「月の涙」と呼ばれており、故人との別れが悲しいことを表現できます。

1965年に元主首チャーチル氏の葬儀に出席したエリザベス女王が、真珠のアクセサリーを着用したことで、真珠のアクセサリーが注目を浴びました。

葬儀でピアスを着ける場合の注意点

葬儀でピアスやイヤリングを着ける場合は、次のようなことに気をつけましょう。

基本的には「真珠」を選ぶ

葬儀用アクセサリーとして認められているのは、基本的に「真珠」です。

オニキスやジェット、黒曜石も認められていますが、広く認知はされていません。喪主やご遺族、他の参列者からマナー違反だと誤解される恐れがあります。従って、葬儀にアクセサリーを着用していきたい場合は真珠を選びましょう。

派手なデザインを避ける

葬儀用アクセサリーに真珠が選ばれますが、白色や黒色のものを選んでください。

真珠には、さまざまな種類があります。外国で養殖をされている南洋養殖真珠やタヒチ産養殖真珠には、表面の色がピンクやパープル、グリーンなど多彩なカラーがあります。派手な色の真珠は、葬儀の場にふさわしくありません。必ず、白色か黒色の真珠を選んでください。

また、揺れるタイプや金具部分が金色のアクセサリーは葬儀の場に不向きです。

アクセサリー併用は2種類まで

真珠のアクセサリーは、ネックレスやピアス、イヤリング、指輪と多岐に渡ります。これらのアクセサリーを併用する場合は、2種類までに留めておきましょう。

全てを着用すると華美な印象を与えてしまいます。

葬儀は着飾って参列をする場ではありません。喪に服すのに適した格好を心がける必要があります。そのため、アクセサリーの併用は2種類までに留めておきましょう。

葬儀アクセサリーの種類

葬儀に着用できるアクセサリーの種類には、以下のようなものがあります。>/p>

真珠

真珠は「涙の雫」「月の涙」と呼ばれているため、身に付けることで故人への哀悼の気持ちを表すことができます。

華美なイメージのあるジュエリーの中でも控えめなため、普段使いもできます。また、葬儀の場だけではなく結婚式や入学式、卒業式などに幅広いシーンに利用できる宝石です。

ジェット

ジェットは、流木が化石化したものです。モーニングジュエリー(故人を追悼するために付ける装飾品)として、海外で人気のある宝石です。

日本は和装文化のため、ジェットは認知されていませんが、葬儀に着用してもマナー違反になりません。皇后陛下美智子が、ジェットを着用しており大きな注目を浴びました。

黒珊瑚

黒珊瑚は、ヨーロッパのモーニングジュエリーです。海外では、古くから葬儀の場に黒珊瑚を着ける慣習がありました。ジェットやオニキスと比較すると希少価値があり、値段が高くなります。

オニキス

オニキスはパワーストーンの宝石で、魔除けの効果が見込めると言われています。オニキスを選ぶ場合は、カットが施されていないものを選んでください。カットされたオニキスは光を反射して煌めくので、葬儀の場にふさわしくありません。

黒曜石

黒曜石は、ガラスに似た性質を持つ火山岩です。現在では、数珠の素材として使用されています。数珠に合わせて、黒曜石を装着することもできます。

葬儀のピアス・イヤリング選びは慎重に

葬儀の場にピアスやイヤリングを着けていくことはできます。しかし、葬儀習慣では、着用できるアクセサリーは結婚指輪だけとされていました。そのため、華美な印象を与えないように気を配りましょう。

また、ピアスやイヤリングの選びは慎重にしてください。揺れているものや金具が金色のアクセサリーはマナー違反となるので注意してみてくださいね。

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