葬儀のマナー

喪主に世話役へお礼を伝える正しい方法とは?よくある質問に回答!

喪主に世話役へお礼を伝える正しい方法とは?よくある質問に回答!

一般的に世話役を務めて下さるのは、故人が生前お世話になった方々。そのため、世話役には、心を込めてお礼をしましょう。無事に葬儀が終わった後に、お礼はどのように行えばよいのでしょうか?失礼のないようにお礼を伝える方法について解説します。

喪主の世話役へお礼の仕方

世話役に失礼がないように、正しいお礼の仕方を学んでおきましょう。

お礼を伝えるタイミング

葬儀の翌日か翌々日に、葬儀を無事終えられた感謝の意味を込めて、ご挨拶に伺います。その際は電話などで訪問したいことをあらかじめ伝え、都合の良い日時を伺っておくのも大切なマナーです。

遠方・多忙であれば、別の日にお伺いすることが相手のご迷惑になるかもしれませんので、葬儀が終わった後にお礼を伝えるのがよいでしょう。

お礼を伝える際の服装

お礼を伝える際の正式な服装は喪服です。男性であればダークカラーで地味なスーツやネクタイ、女性もダークカラーのスーツやワンピースにしましょう。小物は皮や華美な装飾の物は避け、メイクは控え目にします。

お礼の品物の贈り方

お渡しする品物には、必ず熨斗紙を付けるのがマナー。熨斗は「黒と白」もしくは「黄色と白」の「結び切り」の水引を使用します。上側に「志」もしくは「御礼」、下側に家族の名前を記載しましょう。風呂敷に包んで持参する場合は、弔事用の落ち着いた色合いのものに包むと、失礼がありません。

喪主の世話役へのお礼でよくある質問

弊社に寄せられる、よくある質問をご紹介します。

Q.お礼の品物の平均相場はいくらですか?

世話役のお礼の相場は、1万円~2万円程度です。規模の大きな葬儀の世話役を務めていただいた場合には、もう少し多めに包むこともあるようです。

複数の方にお願いしたのであれば、均等にお渡しするか、代表の方に1万円~2万円、それ以外の方には、半額~1/3程度の品物をお渡しします。

Q.どのような品物が選ばれていますか?

お礼の品物として好まれているのは、日持ちのするお菓子やお茶、タオルや洗剤などの日用品です。一般的に香典返しでお贈りするものと同じ品物になります。悩んで決められない場合や、相手の好みがわからない場合には、カタログギフトを検討してみるのもおすすめです。

Q.どのような挨拶をすればよいですか?

世話役に失礼のない挨拶例を、いくつかご紹介します。

「この度はご多忙のところ、世話役をお引き受けいただきありがとうございました。△△様に葬儀を取り仕切っていただき、親族・列席者一同、心穏やかに故人を見送ることができ、感謝しております。これからも何かとお世話になることもあろうかと思いますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。心ばかりの品ですが、お納めください」

「この度は故○○の葬儀に際し、世話役としてご尽力いただき、ありがとうございました。故人ならびに親族一同、つつがなく葬儀を終えられたのも世話役である△△様あってのことと、感謝しております。これは、心ばかりの品ですが、どうぞお納めください。今後ともよろしくお願いいたします。」

葬儀を手伝ってくれた世話役へお礼を伝えよう

いざ、世話人に心のこもったお礼をしたいと思っても、不安に思う方も多いはずです。

実際は、地域によって世話人へのお礼の方法が異なることがありますので、正しいお礼の方法を、事前に葬儀会社や地域の人に確認しておくことをおすすめします。

今後のお付き合いも考えて、失礼のないように世話人にお礼をお伝えしましょう。

関連する記事
Column

葬儀の知識

葬儀の知識やマナーなどのオリジナルコラムも配信しています。

PICK UP

カテゴリ

最新のコラム

Concierge

コンシェルジュの紹介

24時間365日対応。いざというタイミングだけではなく、将来の不安解消や、後々の相続のご相談も承ります。

コンシェルジュ室 室長 あおき

最近では一日葬や直葬など、「できるだけ簡素に見送りたい」というご要望を特に多くいただきます。
しかし、「予算を抑えたい」「故人の遺志だから」という理由だけで深く考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルが発生し、後悔や心労の残るお別れになりかねません。

葬儀の規模や内容の決定にあたっては、
故人様の遺志のみならず、ご親族の意向や、故人様の交友関係、菩提寺とのお付き合いなど、
様々な観点からじっくりと検討する必要があります。

私共「葬儀コンシェル」は、頂いたご質問・ご要望に的確にお答えするのはもちろんのこと、
お客様を取り巻く様々な状況・ご要望を整理しながら、最適なお別れの形を提案させていただきます。

「頼んでやってよかった。あの人も喜んでいると思う。」
そう言っていただけるよう、私達は、お客様に寄り添いサポートいたします。