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コロナ禍でのお盆行事を行う際の注意点とは

コロナ禍のお盆再び……お盆行事を行う際の注意点とは

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、お盆行事も自粛を余儀なくされた2020年。緊急事態宣言の発令、まん延防止等重点措置の延長などの様子を見ると、2021年も通常通りのお盆を迎えることは難しそうです。しかし、ご先祖様の供養はきちんとしたい、今年は新盆であるなど、人それぞれ事情があるもの。感染リスクを避けて行事を行うには、どのような点を気をつけたら良いのでしょうか。

そもそも「お盆」とは?地域によって時期も方法もさまざま

お盆は正式名称「盂蘭盆」(うらぼん)といい、先祖の霊を供養する仏教行事です。夏に行われるものですが、日本では7月に行う地域と8月に行う地域に分かれています。13日にご先祖様を自宅にお招きする迎え火から始まり、16日に送り火でお見送りします。

風習は地域によってさまざま。ナスやキュウリで作る「精霊馬」や曲の題名にもなっている「精霊流し」は有名ですよね。残念ながら精霊流しは人の密集を避けるため昨年は中止になり、長崎市はすでに市主催の精霊流しについて中止を発表しています。

コロナ禍でお盆を行う場合に気をつけること

では、お盆を行いたい場合、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。基本的には日常気をつけることと変わりありません。お墓参りや、僧侶の読経時にマスクを着用する。こまめな手洗いとうがい、手指のアルコール消毒、今までずっと注意していたことを、気をゆるめずに継続することが大切です。

特に注意したいのは三密です。30分に1度は換気し、人とは適度な距離を保つよう心がけましょう。親戚の自宅に訪問する場合、長居をしないことも対策のひとつとなります。特に高齢者がいる家庭では注意が必要です。お酒の席は楽しいものですが、避けたほうがお互いの安全を確保できます。

法事や僧侶の訪問がある日に、自分の体調が悪ければ欠席することも大切です。感染予防策は自分だけでなく、身近な人を守るためのもの。体温をこまめに測り、体調管理しておくことがリスク低下につながります。

帰省する場合はピーク時は避け、オンラインも検討を

お盆で帰省する場合、できる限り、ピーク時は避けましょう。昨年に引き続き、県外への移動は自粛ムードですが、やはりお盆時期は通常に比べれば混み合うもの。テレワークも定着してきましたし、早めに移動できればそのほうが安全です。移動中もマスクの着用や手指の消毒を行うことをお忘れなく。

小さなお子さんがいる、あるいは帰省先に高齢者が多いなど、感染リスクを高めたくない場合はオンライン帰省を選択するのもひとつの手。新盆や四十九日の法要がある場合は、ビデオ通話でのリモート参列を申し出てみてはいかがでしょうか。

今は誰しも不安なものです。抱え込み悩むより、帰省先に相談してみることをおすすめします。

お盆を安全に行うために、ひとりひとりの心がけを

お盆はご先祖様を供養する大切な行事。しかし、お墓参りや法事、僧侶の来宅など、人の出入りが激しくなる時でもあります。大切なのは各々が気をつけること。感染リスクはゼロにはなりませんが、低くすることは可能です。早く心置きなく過ごせる日々が来てほしいものですが……今はただ、対策をするしかありません。平穏無事にお盆を過ごせるよう、気をつけたいものです。

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