大切な故人様やご先祖様の供養は手厚く行いたいものですが、コロナ禍におけるお墓参りの現状はどのようになっているのでしょうか?結論から説明すると、コロナ禍で移動の制約が出たことにより、お墓の管理方法を見直す方が増えてきています。
実際に、どのようなお墓の管理方法があるのでしょうか?この記事では、コロナ禍のお墓参り事情について分かりやすく解説します。
新型コロナウイルス感染拡大は、墓参りにも影響を及ぼしているのでしょうか?ここでは、コロナ禍の墓参り事情をご紹介します。
全国石製品共同組合が調査した「コロナ禍におけるお墓参りの現状についてのアンケート調査概要」では、コロナ禍の2020年から2021年にかけて、墓参りに行ってない人の割合は36.1%という結果になりました。
5年前の結果と比較すると、墓参りに行った人の割合は25.4%減少しました。5年前は約90%の人が墓参りに行っていましたが、コロナ禍の現在、お墓を持つ3人に1人は墓参りに行っていないことが調査結果から分かります。
コロナ禍で墓参りに行っていない人は36.1%。コロナ禍で墓参りに行くのを控えていると回答した割合は53.6%という結果になりました。5人に1人が新型コロナウイルスを懸念して、墓参りを控えているのです。
新型コロナウイルス感染拡大を懸念して、お墓参りに行かない人の割合は5人に1人。緊急事態宣言で県境を越えてはいけないなどの制約が出たことから、お墓を見直す人も増えてきました。
同アンケート調査結果では、21.5%の人がお墓を見直そうとしていることが分かります。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、墓参りの方法を見直そうとしている方が増えています。実際に、どのような方法に変更することができるのでしょうか?ここでは、墓参りの見直し方について分かりやすく解説します。
首都圏を中心に、納骨堂を選ぶ方が増えています。最寄り駅から歩いて行ける場所にあるため、駅から徒歩でお墓参りに行けます。また、室内で参拝ができるため、季節や天候を気にせずにお参りすることが可能です。
また、掃除や草むしりといった管理の必要がありません。このようなメリットがあるため、自宅近くの納骨堂にお墓を移す人が増えています。
故郷のお墓が遠く、なかなかお墓参りができなくて、自宅から近い場所にお墓を移す方もいます。お墓の引越しをする場合は、墓石の解体・撤去・運搬費用と移転先のお墓の購入費用がかかります。
引越し費用は高くつきますが、大切なご先祖様のお墓を自宅近くに建てたいという気持ちで決断される方が多いです。
故郷のお墓が遠くて、なかなかお墓参りができなくて悩んでいる方向けに、リモートお墓参りやお墓清掃代行サービスが登場しました。墓石清掃の専門スタッフが、お墓をキレイにしてくれます。
また、オンラインツアー間隔で生中継でリアルなお墓参りが可能です。お墓参りの時間と費用を節約したいという方から注目を浴びています。
コロナ禍を理由に墓参りに行かなかった方は、5人に1人。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅近くにお墓を移したいと思うようになった方も増えています。
実際に、納骨堂や引越しによって、自宅近くにお墓を移すことは可能です。また、近頃は、遠隔・代行サービスも登場してきています。コロナ禍でお墓参りの事情も変わってきているため、これを機会にお墓参りの方法を見直してみてください。