四十九日法要は、故人様がお亡くなりになってから49日目に行う重要な儀式です。故人様が、無事に極楽浄土に行けるように供養をします。このように、大切な儀式のため、正式な服装で参列するようにしましょう。ここでは、四十九日法要の服装について分かりやすく解説します。
男性の服装は、基本的に黒のスーツ(ブラックフォーマルスーツ)です。
ブラックフォーマルスーツとは、ビジネススーツより黒色が強くて高級感があります。従って、ビジネススーツで法要に参加をすると、色の薄さから恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。そのため、ブラックフォーマルスーツを着用しましょう。その他は、以下の通りです。
ワイシャツは白色を選んでください。薄くても色が付いているワイシャツや、ドット柄やストライブ柄の模様が付いているワイシャツはNG。また、光沢感がある特殊加工されたワイシャツも喪服に不向きです。必ず、白色で無地のワイシャツを着用しましょう。
夏場でも、基本的には長袖を着用しますが、40℃を超える猛暑日は半袖でもよいとされています。しかし、クールビズの服装で参列はマナー違反となります。
黒色のネクタイを着用してください。ネクタイを着用し忘れると軽装になり、マナー違反となります。真夏日など首元が暑くなりますが、必ずネクタイを着用しましょう。結び方については、指定はありません。
法要に参列する場合は、黒色の革靴を選びます。エナメル素材や装飾がされている革靴を選ぶのは辞めましょう。また、どこで法要が行われるかは、各家庭でバラバラです。法要の会場に入る際に靴を脱ぐ場合があるため、黒色の靴下を着用しておきましょう。
清潔感が感じられる髪型にセットしましょう。前髪が目元にかかっている場合は、整髪料で固めて乱れないようにしてください。また、長髪の男性の場合は、髪ゴムを使用して1つにとめましょう。不潔さを感じてしまう髪型はNGとされているので注意してください。
冬場は肌寒いため、コートを着用すると思いますが、黒色のコートを選びましょう。毛皮などの殺生のイメージを与えるコートは法要に適していません。また、会場に入る前にコートを脱ぐようにしましょう。
男性の喪服には、複数のポケットが用意されています。貴重品や小物をポケットに入れるとスマートです。しかし、ポケットに入らない場合は、黒色のバックを使用しましょう。
持ち物としては、数珠とハンカチ、香典です。数珠の色や素材にはルールは定められていません。自宅にある数珠を持参しましょう。また、ハンカチは白色が基本となるので注意してください。
女性の服装は、基本的にブラックフォーマルスーツです。パンツとスカートの2通りのスーツがあります。
パンツスタイルでも問題はありませんが、一般的にはスカートスタイルが葬儀の正式なスタイルとして取り扱われています。そのため、諸事情がない限りは、ワンピースやアンサンブルのスーツを選びましょう。
喪服はスカートが一般的なスタイルのため、黒色のストッキングを着用しましょう。網タイツや柄の入ったストッキングはマナー違反となるため、シンプルなものを選んでください。
黒色の革靴やパンプスを選びます。女性の靴にはヒールがあり、葬儀にはヒール靴を履きます。しかし、コツコツと歩くと音が鳴るピンヒールは避けてください。また、エナメル素材や装飾がされている革靴を選ぶのは辞めましょう。
清潔感が感じられる髪型にセットしましょう。前髪が目元にかかっている場合は、乱れないようにピンで止めてください。また、長髪の女性の場合は、髪ゴムを使用して1つにとめましょう。不潔さを感じてしまう髪型はNGとされているので注意してください。
女性の場合はネイルをされていることが多いです。可能な限り、法要前にネイルを落としましょう。どうしても、ネイルを落とせない場合はグローブを着用してください。
冬場で肌寒く、コートを着用する場合は黒色のコートを選んでください。毛皮などの殺生のイメージを与えるコートは法要に適していません。また、会場に入る前にコートを脱ぐようにしましょう。
黒色の布製のハンドバックを選びましょう。金具が付いている物やエナメルやファーの素材などは使用してはいけません。光沢のないバッグを使用しましょう。
持ち物としては、数珠とハンカチ、香典です。数珠の色や素材にはルールは定められていません。自宅にある数珠を持参しましょう。また、ハンカチは白色が基本となるので注意してください。
四十九日の法要は、故人様が極楽浄土に行くための大切な儀式です。そのため、法要に参列する際は、服装に気をつけましょう。この記事では、法要の服装について解説しました。男性・女性別に解説したので、ぜひ、参考にしてみてください。