関係性のある方が亡くなったということを知った場合にはお悔やみの気持ちを伝えたいと思いますよね。
特に最近では家族葬なども増えてきていて、後日訃報を知るというケースも多いと思います。
そういった場合には故人の家に訪問してお参りをすることがあります。
その際の注意点やマナーなどを解説していきます。
この記事のポイント
家族葬についてはこれらの記事でも解説していますのでぜひご覧ください。
そもそも弔問とは故人の家を訪問し、遺族の方々にお悔やみの言葉を伝えることをいいます。
ごく親しい方などは亡くなった当日や通夜前に駆けつける弔問があります。
葬儀後などに訃報を受けて、後日訪問する弔問もあります。
当記事では後者の後日する弔問について解説していきます。
もちろん後日弔問の際にもいくつかのマナーが存在します。
ここでは最低限抑えておきたい3つのマナーを紹介します。
3つのマナー
詳しく見ていきましょう。
後日弔問のタイミングは、葬儀終了から1週間程度空けるようにしましょう。
明確な決まりがあるわけではありませんが、葬儀終了後はバタバタと落ち着かないことも多いです。
そのため、喪家のためにも何日か経ってからがおすすめです。
しかし、間を空けすぎるのも喪家側の対応が大変になってしまいますので、やはり1週間程度が良いでしょう。
弔問を受け入れられないタイミングもあるので、事前の連絡は必ず忘れないようにしましょう。
服装は時と場合によって何かと細かいマナーがあり、最も気を遣うポイントの一つですよね。
後日弔問時の服装は、紺やグレーなど地味な色遣いの普段着で行くようにしましょう。
また、黒色の服はできるだけ避けるようにしてください。
喪服で行くのが良いと思ってしまうかもしれません。
しかし、遺族の方々に葬儀を連想させないような気遣いが必要です。
喪服で行ってしまうと、弔問側の方が格が高くなってしまうので、そうした面からも喪服は避けるべきです。
香典に関しては一般の葬儀の際と変わらぬ金額が良いです。
当日参列できなかったからと言って多めに包んでしまうと、むしろ遺族の方が遠慮してしまうこともあります。
金額は自身の故人との関係の深さによって決めましょう。
供え物についても一般の葬儀とあまり変わりはありません。
線香や花、お菓子など、遺族の方の好みに合わせて用意しましょう。
弔問をした際にはご遺族の方々にお悔やみの言葉を述べます。
具体的には「この度は誠にご愁傷様です。」「心からお悔やみ申し上げます。」といった言葉になります。
お悔やみの言葉は簡潔に述べ、弔問自体もあまり長居をしないように心がけましょう。
また、使ってはいけない忌み言葉というものがあります。
具体的には
といった言葉は使わないように気をつけましょう。
先ほど香典と供え物についての注意点をあげました。
しかし、そもそも喪家によっては香典や供え物を受け付けていない場合も多くあります。
香典返しや供え物のお返しなどで遺族側の負担が増す可能性があるためです。
遺族側が「香典お断りします」と明示している場合は、必ず香典は持っていかないようにしましょう。
どちらかわからない場合は、受け付けていたときのために、一応香典を用意して行くと良いです。
渡すかどうかはその場の判断になります。
家族葬における香典についてはこちらの記事でさらに詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
この記事のポイント
後日弔問の注意点についてまとめましたが、いかがでしたか?
後日弔問の際はできるだけ事前の連絡を欠かさずに行うようにしてください。
香典や供え物についても、もし不明であれば思い切って尋ねてしまうのもいいかもしれません。
香典返しなどお返しの習慣もあるので、できるだけお互いに不都合がない方法を選ぶようにしましょう。