孫の立場で葬儀に参列する場合は、どうすればよいのでしょうか?ご遺族の立場であるため、葬儀マナーを守りながら気配りを示しましょう。この記事では、葬儀で孫が手伝える業務範囲について分かりやすく解説します。
孫の立場で葬儀に参列する場合は、どのような手伝いができるのでしょうか?まずは、孫が手伝えることをご紹介します。
弔辞とは故人様に届ける最後の言葉です。故人様への感謝の気持ちを伝えるだけではなく、ご遺族に対する慰めと励ましの言葉になります。
弔辞を読む人は、ご遺族の推薦により決定するものです。そのため、弔辞を読むのに推薦されたら引き受けてください。
弔辞は「哀悼の意」「故人との思い出」「感謝の気持ち」「お別れの言葉」を伝えます。大体、3分程度で1,000文字程度にまとめるとよいです。葬儀当日までに、弔辞を作成しておきましょう。
葬儀に参列してくれた方々を出迎えて、芳名帳に記入してもらったり香典を預かったりする受付係も手伝えます。受付係は、ご遺族代表の役割を担うため、身だしなみと言葉遣いに気をつけましょう。
受付係は会計の役割を担うことが多いです。会計業務は、近所の方など第三者にお任せするよりも、親族にお任せした方が安心できため喜ばれます。
葬儀会場が広い場合は、式場や手洗い場がどこにあるか分からない方も出てきます。また、葬儀の開始時刻と終了時刻を尋ねられることもあるでしょう。このような参列者の質問に回答したり、式場へ誘導したりする案内係も手伝えます。案内係を担う場合も、身だしなみや言葉遣いに気をつけてください。
通夜式では通夜振る舞い、告別式では精進落としと会食の場が設けられます。このような会食の場の配膳も手伝うことができます。
参列者の料理の状況を見て、コップに飲み物がなくなった方に飲み物を注いであげるとよいでしょう。また、僧侶の方が待合室で待機しているときに、お茶菓子や飲み物をお出ししましょう。
車の運転免許がある方は、葬儀会場や火葬場までの移動時の車の運転をしてあげると喜ばれます。マイクロバスが葬儀社で手配されていることが多いですが、追加で自動車を出さなくて大丈夫か確認をしてみてください。
参列者の中には、小さなお子様を連れて来ている方もいます。突然の訃報を聞き、自宅にお子様を置いていけないという理由で連れてきています。
子供は葬儀の意味を理解できないことが多くて、走り回ったり泣き叫んだりしてしまいがちです。このような子供の世話をしてあげると、参列者の方も安心して葬儀の参列ができます。
葬儀中には買い出しが必要になるケースもあります。例えば、会食の場で飲み物が足りなくなってしまったり、ストッキングに伝線が入ったりしてしまうこともあります。このような急用が出てきた場合は積極的に声を掛けてあげましょう。
次に、孫の立場で葬儀に出席する際の注意点をご紹介します。
葬儀当日の葬儀の打ち合わせに参加をして、基本的な流れを把握しておきましょう。
打ち合わせで分からないことが出てきた場合は、葬儀社の方に質問をしてください。事前準備を万全にしておけば、参列者の案内がスムーズに行えるはずです。
受付係や案内係、配膳係を手伝う場合は、ご遺族代表として役割を担いましょう。そのため、身だしなみや言葉遣いに気をつけてください。スマホを身に付けている場合は、必ずマナーモードにしておきましょう。
孫の立場で葬儀に参列する機会は滅多にあるものではありません。宗教や宗派によって、葬儀マナーが変わることもあります。そのため、葬儀当日までに葬儀マナーを学んでおきましょう。
基本的なマナーを押さえておけば、当日に慌てずに済みます。葬儀の基本的な流れは押さえておきましょう。
孫の立場で葬儀に参列をする場合は、ご遺族の立場を弁えた行動をしましょう。弔辞を読んだり、受付係や会計係を担当したり手伝える業務範囲は幅が広いです。そのため、声をかけて協力するようにしましょう。
積極的に動けば、故人様も喜んでくれるはずです。ぜひ、葬儀当日は積極的に動いてみてくださいね。