葬儀場では、酒が提供されることがあります。
酒を飲みながら、故人様との思い出に浸るために提供されるのです。しかし、コロナ禍の葬儀で酒は提供されるのでしょうか?コロナ感染症対策として、酒を自粛すべきなのでしょうか?
この記事では、酒の自粛はコロナ感染症対策になるのかについて解説します。
結論から説明すると、酒の自粛は、葬儀場の集団感染防止に効果を発揮します。エムスリーの調査結果によると、「酒の自粛はコロナ感染症対策になる」と医師が回答しているのです。まずは、アンケート調査結果を詳しく見ていきましょう。
コロナ感染症対策に「酒の自粛は効果あり」と5割強の方が回答しています。また、「コロナ感染症対策に効果はあるが弊害もある」と2割強の方が回答。実に、8割の医師が、酒の自粛は、コロナ感染症対策に効果があると回答しているのです。
飲酒によって、大声を出すことが感染に繋がるという意図で、このような回答結果となっています。
同調査では、「まん延防止なら酒を提供しても良い」と5割強の方が回答しています。自宅で酒を飲むことはできるが、居酒屋で仲間と酒を飲めないことは、大きなストレスの原因となることを懸念しています。
また、酒の自粛を続けても緊急事態が収まらないなら、飲食店や国民の反感を買うことになると回答する方もいました。
同調査から分かることは、酒の自粛はコロナ感染症対策に効果があることです。
しかし、娯楽の1つである酒を自粛する行為は、莫大なストレスになるということ。そのため、まん延防止なら酒を提供してもよいと判断がされています。
葬儀の場は、娯楽で集まるわけではありません。故人への哀悼の意を示すために、葬儀に参列してくれているのです。そのため、葬儀場でクラスター感染を起こさないように、気をつけることが最優先です。そのため、酒は自粛しましょう。
コロナ禍の葬儀では、酒の自粛をしてください。しかし、葬儀の場は旧友と集まれる機会でもあります。そのため、葬儀を遺族や親族だけで行って、コロナ収束後に「お別れ会」を行う人も増えてきています。
コロナ収束後に、お別れ会を開けば、安心して儀式が行えるでしょう。故人様も安心してくれるはずです。そのため、コロナ禍の葬儀の形式の選択肢として考えておきましょう。
約8割の医師が、酒の自粛は、コロナ感染症対策に効果があると回答しています。そのため、葬儀会場で集団感染が起きないように、酒は自粛をしましょう。
近頃は、小規模の葬儀を家族だけで行い、コロナ収束後に「お別れ会」を検討する方も増えてきています。ぜひ、1つの参考にしてみてください。