七回忌の年忌法要に招待された場合は、故人様や施主様に喜んでもらえるお供え物を用意したいものです。実際に、どのような品物を渡せば喜んでもらえるのでしょうか?この記事では、七回忌に適したお供え物について分かりやすく解説します。
七回忌とは、故人が亡くなって6年後の命日に行われる年忌法要です。年忌法要は、故人を悼むため、故人を供養するために行います。ご遺族や親族、故人様と生前に親交のあった友人を招いて行われることが多いです。
七回忌のお供え物には消費期限が長くて、小分けしやすいものを選びましょう。七回忌に適したお供え物には以下のようなものがあります。
お菓子類は、とても重宝するため喜んで受け取ってもらいやすいです。お盆の時期などには、お参りをしに親族や友人、知人が来ます。お参りに来てくれた方に手ぶらで帰らすのは申し訳ないと手土産を用意するご遺族もいます。このような場合に、お菓子を渡すことが多いです。
また、法要で親族が集まったときに子供も喜んでお菓子を食べてくれるでしょう。
お菓子類以外にも消耗品が喜ばれます。とくに、仏壇に供える線香やローソクなどが喜ばれやすいです。
線香は、さまざまな種類の商品が販売されています。塗箱や桐箱の中に入った線香や香りが付いている線香など、ワンランク上の線香をお供えしてあげると喜ばれるでしょう。また、普段用いる機会の少ない絵付きローソクなども喜ばれます。
故人様が好きだったお花をお供えしてあげるのも喜ばれます。お仏壇にお花を供える場合は、長持ちするものを飾ってあげましょう。キクやスターチス、トルコキキョウ、胡蝶蘭、カーネーションなどが王道です。
お供え物の平均費用相場は1万円程度です。あまりにも高額な金額のお供え物をするとご遺族の方が困ってしまいます。
また、他の参列者も委縮してしまうでしょう。そのため、他の参列者と足並みを揃えるためにも、平均費用相場のお供え物を渡しましょう。
七回忌のお供え物には、タブーとされているものもあるため気をつけてください。七回忌に適さないお供え物には、以下のようなものがあります。
肉や魚などの生鮮食品は「殺生」を連想させてしまうため、年忌法要で供えることはできません。故人様を失った悲しみを深くしてしまう恐れがあるため、生鮮食品をお供えすることは控えましょう。
年忌法要では、ご遺族の方は大量のお供え物を受け取ります。そのため、一度にお供え物を処理するのは難しいです。消費期限が短い食品を渡してしまうと腐ってしまいかねません。
このような問題を避けるためにも、消費期限が長い食品を渡すようにしましょう。
お花をお供えする場合も、すぐに枯れてしまうものは避けましょう。またトゲのある花や香りの強い花、毒のある花も避けた方が無難です。
しかし、お花に関しては絶対にお供えしてはいけないというものはありません。そのため、故人様が生前に好きだったお花がある場合は飾ってあげるとよいでしょう。
七回忌は、故人様が旅立って6年後に行われる年忌法要です。そのため、七回忌の法要に参列をする場合は、気持ちを込めてお供え物を準備しましょう。しかし、法要に適する品物と適さない品物があります。施主やご遺族に喜んでいただけるよう、マナーを把握して品物を選んでみてください。