ご先祖様に感謝の気持ちと供養をするために、お墓参りに行きます。お盆やお彼岸にお墓参りする方が多いですが、時期は決められているのでしょうか?この記事では、お墓参りの時期についてわかりやすく解説します。
結論から説明すると、お墓参りの時期はいつでも構いません。ご先祖様に会いたくなったときに、お墓参りをしましょう。一般的には「お盆」「お彼岸」「命日」にお墓参りをすることが多いです。
お盆 | 8月13日〜8月16日 |
お彼岸 | 春分の日(3月20日前後) 秋分の日(9月22日前後) |
命日 | 故人様が亡くなった日 |
お盆は、ご先祖様の魂がこの世に帰ってくる日と言われています。地方によっては、迎え火を焚いてご先祖様の魂が無事に戻って来られる目印にします。
ご先祖様の魂と意志疎通がしやすいお盆に、お墓参りをして感謝の気持ちを伝える方が多いです。
お彼岸は、春分の日や秋分の日の前後7日間をいいます。彼岸は、あの世を意味する仏教用語です。
反応や迷いを捨てて、自分自身を見つめながら良い行いをし、ご先祖様に感謝の気持ちを伝える期間と定められています。従って、お彼岸の期間中にお墓参りする方も多いです。
命日とは、故人様が亡くなった日のことをいいます。同月同日を祥月命日(しょうつきめいにち)と呼び、同日を月命日(つきめいにち)と呼びます。命日に故人様の好きだった食べ物や飲み物を供えて冥福を祈ったり、家族が無事であったことを故人様に報告したりするため、お墓参りに行く方が多いです。
次に、お墓参りの時期に関するよくある質問をご紹介します。
お墓参りの時間帯にもルールは設けられていませんが、一般的には「午前中」に行います。
個人的な用事よりもお墓参りを優先することが、供養に繋がると考えられているからです。午後にお墓参りすることが悪いというものではありません。
しかし、夜のお墓参りは避けてください。夜にお墓参りをすると「魑魅魍魎」と呼ばれるお化けが出るという諸説があります。また、夜道が暗くて転倒する恐れがあるため、日が沈むまでにお墓参りに行きましょう。
結論から説明すると、仏滅にお墓参りをしても問題ありません。六曜の「仏滅」「友引」は、通夜式や告別式を避けるべき日と定められているもので、お墓参りには関係ありません。
お墓参りで大切なことは、六曜を気にするのではなく、ご先祖様に感謝の気持ちを表すことです。そのため、お墓参りをしたいときに行きましょう。
年末年始にお墓参りをしても問題ありません。現在の住まいから実家が遠くて、帰省のタイミングにしかお墓参りができないこともあるでしょう。このような機会に、親族が揃ってお墓参りをすれば、ご先祖様も喜んでくれるはずです。
仏事は宗派の違いや、地域や寺院の考えで若干考え方が異なります。しかし、年末年始はお墓参りを避けるべきという日に定められていません。
お墓参りの時期として「お盆」「お彼岸」「命日」がありますが、基本的にいつでも行くことができます。
お墓参りの時期を気にするのではなく、大切なことは故人様を想い供養してあげることです。そのため、故人様の供養がしたくなったり、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えたくなったりしたらお墓参りをしましょう。
そのような気持ちを持って、お墓参りをすれば、ご先祖様も喜んでくれることでしょう。